脱出ポッドの創作 その1


ご無沙汰してます。今年2回目の投稿です。

前回の投稿で新年の挨拶をしたばかりなのに、もう2月になってしまいました。12ヶ月のうちの1ヶ月があっと言う間に過ぎてしまい少々焦っています。時間の過ぎるのが年々速くなっている気がします。

ただ何もしないうちに1月が過ぎてしまった訳ではありません。前回の投稿で宣言した通り、『Escape Pod 脱出ポッド』の創作をガツガツと進めていました。今回の記事はその1ヶ月分の創作の報告になりますのでかなり長文になります。笑

 

先ず創作のスタートとしてポッド本体のサイズが分からないとどうにもなりません。ですのでネットの検索を繰り返していたのですが、そんなに甘くはありませんでした。このポッドの正確なサイズの数値を見つけることはできませんでした。

ただ幾つか側面図の画像を見つけることが出来ましたので、そのサイズが正確なものなのか画像を重ねてみたところ…

どの画像もどれ1つとしてぴったりと重なるものはありませんでした。笑

つまりネットに投稿されているモデラーの皆さんは、各々が独自にサイズを割り出されていて、オフィシャルなサイズは存在しないのだと私は判断しました。

それで私もネットにあるポッドのスタジオモデルの画像や、書籍『スター・ウォーズ・クロニクル』にある写真からサイズを割り出しました。それはかなりアバウトな方法ではあるのですが、まぁそこは「完成度70%の脱出ポッド」を目指しているのだと割り切りました。笑

 

さて、実際のポッド本体の創作には、コストを抑えることと作業のし易さから【のり付きパネル】を使うことにました。

出力した図面をこれに貼ってカットするのです。私にとっては意外な材料の選択です。『創作』と言うよりも『工作』と言う言葉がぴったり合います。

このようにカットしたパネルを組み合わせたのがこれです。

何だか懐かしさが込み上げます。昔よくこんなことをやってました。

 

実際のILMスタッフによるポッド制作は、水彩絵の具の紙製バケツに樹脂を流し込んで本体を成形したとあります。で、ネットでそのバケツを検索してみました。

これかなーと思える物が幾つかありましたが、残念ながらどれも日本国内では販売していないようです。因みにネットでは、使用したのは「水彩絵の具用バケツ」ではなく、圧倒的に「ケンタッキーフライドチキンのヴィンテージバケット」と書いてあります。これも検索してみました。

これですかね。70年代のILMスタッフだったらこっちを使っていそうですね。笑

もしこの2つが同じサイズの物であればそれは偶然ではなく、製造している会社が同じなのか、何かしらの共通した規格があるのだと思われます。残念ながらどちらも手に入れるのはほぼ不可能なので、私は【のり付きパネル】による工作を選択した訳です。

 

次にこの【のり付きパネル】で作った本体ベースにプラ板を貼り合わせていくのですが、物がデカい為に大量のプラ板を購入することになりました。そしてこれをカットする為の円カッターも新調しました。

てことで、まだまだ書くことが沢山ありますので、予定を変更してここで一旦投稿します。

続きはまた後ほど。

 

“脱出ポッドの創作 その1” への4件の返信

  1. こんばんは。
    立春も過ぎてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。
    ご存じだと思いますが、RPFでDaveGさんの記事中で「ILMのスタッフに聞いたところKFCのバケツだった」というのが定説になっているようですね。
    その後、Jasonさんが配布しているボディのSTL(グリーブルが販売されている)から寸法を取って検証するというありなんでしょうけど、こんなでかいのは狭い我が家では置くところがないのでネットの記事を眺めているだけになります。
    ボディのみならずグリーブルまでSTLで手に入ればハーフやクォータースタジオスケールを作るのもいいかなとも思います。

    1. 健太のパパさん こんにちは。こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。

      Jason Eaton氏が販売している「脱出ポッド」のグリーブルパックの価格を「セカイモン」で調べてみたところ、
      ボディと装甲パネルのセットが、手数料やアメリカ国内配送料込みで2万5千円弱。
      ディティール用パーツのセットがほぼ同額で2万3千円強。これに国際送料が多分1万円は掛かると考えれば、総額約6万円ってところでしょうか。

      私的には住宅事情よりも、そもそも懐事情がアウトですね。
      とは言っても流用パーツ収集のために使うキット代を考えれば、これは逆に安い買い物かも知れませんが。笑

      バケットはやはりKFCの物でしたか。
      これで撮影用モデルを作ろうなんて、ILMスタッフの発想の柔軟さに驚かされます。
      CGなんてものは存在しない、それはそれで良い時代だったのでしょうね。

  2. お世話さまです。

    脱出ポッドのボディはカップ麺の容器みたいだと思っていましたが、意外なアイテムが母型だったのですね。
    米国には容器の開発のために「取出し易い開口部と側面の傾斜」や「転倒しにくい底板と高さ」の関係の最適値を真剣に研究した人達が居たかもしれませんね。
    自分には紙コップさえ相似形に思えてきます。

    ところで、マスターピースモデルの直販ではグリーブリーパック8/9がそれぞれ149.99ドル(+送料他)で購入できるようです。
    SEALABⅢのパーツは興味あるけど、パック内の1/3くらいは手持ちのパーツと重複してそうなのが考えどころですかね?
    また、グリーブリーパック6までは国内の通販専門店で購入できたのですが、グリーブリーパック7以降は取扱いがないようです。

    それでは!!

    1. こんにちは ymmt3bikeさん。

      そうなんです。パック内の多くのパーツが既に所持している物達なので、今更お金を出してそれを購入しようと言う気持ちには中々ならないんですよね。
      確かにSEALABのパーツは気になるところではありますが、最初に「これは自作できる」と思ってしまったのでそれ以外の選択肢が浮かばないです。
      それに負け惜しみの痩せ我慢かもしれませんが、パーツの解析・収集って楽しいですよね。笑
      その楽しみをお金を払って手放すのは勿体無いです。

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