スター・デストロイヤー艦橋 作図その3

気付けばもう9月! やばいです! 季節はもう秋です!

で、何がやばいかって、7月に始めたスター・デストロイヤー艦橋の創作ですが、もう2ヶ月が過ぎているのに未だに図面を引き続けていることがやばいです。笑

それでも前回の投稿からは先に進んではいます。艦橋のヘッドのベースが完成しました。

これは前回の記事に載せた試作第1号モデルの画像です。この後図面に修正を加えて再度創作し直したのがこれです。試作第2号モデルです。

と言ってもどこが変わっているのか、この画像からは何1つ判断できませんね。笑

そしてこの試作モデルを基に完成させたのがこれです!

はい。相変わらず何処が変わっているのか全く分かりません。笑 いやでも、これは見た目は変わりませんが、試作モデルとは全然違う物なのですよ。

まず強度を高める為に奮発して高価な2.0mm厚のプラ板を使用しました。笑 更に内部にはいくつかの壁を立てて「偏向シールド発生装置」の重さに耐えられるように頑丈な作りにしました。

 

そして形状にも私なりの拘りがあります。この艦橋のヘッド部分は実はシンメトリーにはなっていません。

流用されている既存のパーツを配置して検証した結果、艦橋の中心から左側半分(画像に向かって右側)の張り出しは、艦橋の右側よりも約4mm長いようです。(いや、もっと長いかも)

ですので私もそれを再現しました。

どうですか? この画像を見て「確かに向かって右側の方が長い」と気付きますか?

スター・デストロイヤーⅡの撮影モデルが作られた1970年代は3Dプリンターもレーザーカッターもない時代です。ILMスタッフが限られた時間の中で手作業で作り上げた物が、シンメトリーの正確な形をしていないのは当然と考えていいでしょう。

それともこの撮影モデルは左側面からの撮影を主に考えられたモデルなので、敢えて艦橋の左側を長くして巨大感を強調したのでしょうか?(そんな訳ないかな)

 

それからこの艦橋の両側面も実は前後の長さを違えていて、左右同サイズではありません。流用パーツをこの面にはめ込んでみると、どうして右側面の方が約2mm長くなるのです。

 

と、4mmとか2mmとか小さな話をしていますが、どうしても拘ってしまうんですよねー。笑

スター・デストロイヤー艦橋 作図その1」の記事で書いたように、プロップ研究家でモデラーの高橋清ニさんが1mmの違いに拘られていたことに、改めて共感してしまいす。

 

そうして完成した艦橋ですが、パーツを貼り付ける作業はまだまだ遥か先の話になります。

艦橋の頭に付く複雑な形をしたこの「通信タワー」や

急遽創作することを決めたこのイエローで示した部分は、まだ採寸すら始めていません。

 

そして今採寸をしていて私が頭を悩ませているのは、艦橋の底面にあるこのピンクで示した無数のボックス状のディテールです。

もちろん左側の底面にも同様にあります。このディテールのサイズと形状は、海外の複数のモデラーの方の再現がそれぞれ大きく異なっていて、皆さん苦戦されているのが伺えます。

真正面から撮られた画像がない為に、正確なサイズを割り出すのがとても難しいのです。なのでスター・デストロイヤー艦橋の作図はまだまだ続きます。

 

てことで今回はここまでです。

前回に引き続き今回の記事も地味な内容になってしまいましたので、次回は流用パーツについて書こうと思っています。

ではまた。