AT-AT 解析と創作

ご無沙汰してます。最近なかなかブログを書く時間が作れずにいました。で、久しぶりの投稿ですがDeAGOファルコンではありません。ごめんなさい。

前回の記事で予告していた通り、久しぶりにAT-ATについて書きます。3月に書かせていただいた内容の続きです。

何度も書いていると思いますが、DeAGOファルコンのベースとなっているESBファルコンはAT-ATと同時期に作られています。ですので両者の流用パーツを調べているといろんな共通点が見つかりとても楽しいです。

ここ数日、またまたいつもの様に集めたパーツの標本を作っていました。笑 地味な作業ですがこれをやっている時間がたまらなく幸せで楽しい!

 

さて、この画像は見てお分かりの通り実物のAT-ATの撮影用モデルではなく【バンダイ 1/144 AT-AT】のものです。小さいキットながら流用されているパーツの再現度が非常に高いので、そのままパーツ解析に利用させていただいてます。

①【タミヤ 1/700 戦艦 大和(旧版)】

②【タミヤ 1/35 ゲパルト 西ドイツ対空戦車

③【タミヤ 1/35 陸上自衛隊61式戦車

④【ハセガワ 1/72 ドイツ列車砲K5(E)レオポルド

⑤【タミヤ 1/35 ドイツ Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】または【タミヤ 1/35 ドイツ 4輪装甲偵察車 Sd.kfz222

 

①のキットには同じ形の主砲のパーツが3つあります。

その内の2つがここに使われていますが、残りのもう1つはESBファルコンの左舷マンディブル側面に使われいるこれですよね。きっと。

 

②のパーツはESBファルコにも使われているお馴染みの【ゲパルト】のパーツですのでご存知の方も多いと思います。

ですが、それ以外の③④⑤のパーツは一見するとどのキットの物か判断するのは非常に難しいです。その理由はこのパーツ達がどれも元パーツのほんの一部分に過ぎないからです。考えようによってはILMスタッフが拘って切り出したお気に入りのパーツだとも言えます。

③のパーツは【61式戦車】の車体のこの部分です。

ILMスタッフが使いたくなった気持ちが分かります。このメカっぽさが素晴らしくカッコいいですよね!

 

④のパーツも凄いです。このパーツのこの部分だけが使われています。

因みにこのパーツの残りの部分は、これもまた同時期に作られていたスレーブ1のここにあるこれですよね。絶対。笑

そして⑤がこの部分です。

④のパーツ同様に、このパーツも残りの部分がちゃんと別の箇所に使われています。分かりづらいですが同じAT-ATのここです。

こうして色々とパーツの使われ方を解明していくと、当時のILMスタッフが何を考えどの様に製作を進めていったか、その姿を追体験出来ている様な気持ちになってとても楽しいです。

 

これらのパーツとは別に、このAT-ATではESBファルコンでは見ないキットのパーツも使われています。

このバンダイのキットで確認出来るこれらのパーツは【タミヤ 1/35 ドイツ対戦車自走砲マークⅡ】の物です。

私は未だ見付けてはいませんが、もしかしたらESBファルコンの何処かにこのキットのパーツが使われているかも知れませんね。

 

最後に、今回はパーツの解析だけではなく創作もしてみました。

この画像を見ると、いかにバンダイのAT-ATが小さいか。逆に本物の撮影用モデルがデカいかがよく分かります。

矢印で示した【エアフィックス 1/144 アポロ サターンV】のカット面のこの段差処理に、ILMスタッフの拘りとセンスが感じられて嬉しくなります。私も同じ様に再現してみました。

AT-ATを本格的に創作しようと考えると、脚部の強度等色々と問題は山積みとなるのですが、まぁDeAGOファルコン創作の合間の気分転嫁に、これからも少しずつ創作をしていこう考えています。またいつかこの続きを記事にしたいと思います。

 

ところでDeAGOファルコンのその後はどうなっているのかと言いますと、相変わらず拘り過ぎてどっぷりとダークサイドにハマった状態です。

いつもの事です。笑