マンディブルの穴メカ 解析その2

マンディブルの穴メカのパーツ解析はまだまだ途中なのですが、今日はこれまでに発見した幾つかのパーツを箇条書きにして紹介します。

 

発見その1:「逆、逆!」

G穴とA穴に在るこの2つパーツ。とても特徴的な形をしていて、これが【エアフィックス 1/76 (1/72)スコーピオン タンク】の発煙弾発射機だと言う事は、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。

このパーツは左右向きの違う形が2つあり、パーツNo.14がG穴、 13がA穴にそれぞれ付いているようです。

と、思っていたら…

実際は逆に付いてます!笑

 

発見その2:日本製

C穴に在るこのパーツは【タミヤ 1/20 タイレルP34 シックスホイーラー】です。

このキットには「ブラジル製」が在り、ESBファルコンには「ブラジル製」のキットのパーツが使われていると以前に紹介しました。

画像の左のパーツが「ブラジル製」で右が「日本製」です。この2つのパーツの違いの1つにダボの大きさがあります。「日本製」の物はとても大きいですよね。

では実際のESBファルコンの画像で確認してみると…

はい、見事に「日本製」でした。笑

と言う事は、このパーツは【タミヤ 1/20 タイレルP34 シックスホイーラー】の物ではなく、共通のランナーを持つ【タミヤ 1/20 J.P.S.MkⅢ ロータス78】の物かも知れません。

 

発見その3:複製が雑で使えない。いや、だから使える。

画像の3つの穴には他の箇所では流用されていない珍しいキットのパーツが使われています。【エアフィックス 1/24 P-51D ムスタング】です。

とても大きなキットなのですが、その中で今流用されていることが確認できているパーツはわずかにこれだけです。

複数使われているようなので取り敢えず複製してみたのですが、よく調べたところ実際3つの穴に使われているのは、どれも上片方のパーツばかりでした。んーなんてコスパが悪い!

それにこのパーツは表面に突起が多く、複製する際にその部分がうまく抜けずに大変苦労しました。

「こんな複製パーツじゃあ使えないなー」と一人愚痴を言いながら、これもまたESBファルコンの画像で確認してみると…

ESBファルコンに使われいる【ムスタング】のパーツも複製された物のようなのですが、その複製がとんでもなく雑!

複製時にほとんどの突起部分に空気が入っていたようで、綺麗に抜けていないのです。

と言う事は、使えないと思っていた複製パーツは逆にこれでOKってことですよね。笑

 

発見その4:地味パーツのオンパレード

とにかく存在が地味なパーツがそこかしこに使われていて、それを見つけ出すのがとても大変です。よくこんなパーツを使う気になったなーと思います。笑

これらのパーツはどちらも【タミヤ 1/700 イギリス 巡洋戦艦 フッド】の物です。

【フッド】のキットには今までに何度も目を通してきましたが、こんなパーツがあったなんて全く気付いていませんでした。実際のパーツはとても小さくDeAGOファルコンでは完全に省略されていてます。

次のこれらのパーツも地味ですよね。これらも実際はとても小さなパーツです。

①【タミヤ 1/700 日本軽巡洋艦 阿賀野 あがの

②【タミヤ 1/700 ドイツ 巡洋戦艦 シャルンホルスト】または【タミヤ 1/700 ドイツ 巡洋戦艦 グナイゼナウ

③【タミヤ 1/700 イギリス 巡洋戦艦 フッド

地味な上に国籍も排水量も違う戦艦なのに、なぜかそっくりなパーツが複数あって実に悩ましいです。

【阿賀野】も【フッド】も、このマンディブルのそれぞれの穴メカに多数のパーツが使われていますので、『同じキットのパーツはその近くにも使われている』と言う法則が通用しません。

A穴、B穴にある「も」の形をしたパーツは【阿賀野】の物のようですよね。と言う事は近くにある砲身も【阿賀野】の物でしょうか。E穴にある「も」の形をしたパーツは【フッド】ぽいなー。

 

と、まーこんな感じで解析を進めている途中です。こんなランダムな解析もいいもんですね。思いついた順に適当に投稿するのも。

長くなりましたが最後にもう1つ。こんな発見もありました。

発見その3でDeAGOファルコンの3つの穴パーツを並べた時に気付いたのですが、それぞれの穴の径が随分違いますよね。

こうして重ねてみると更にその違いがよく分かります。果たしてこれは正解なのでしょうか?

そもそも集めたパーツをDeAGOファルコンの物と比較すると、全体的にどれもDeAGOのディテールは実物のパーツより微妙に小さいのです。んー悩ましい。この件については更なる検証が必要です。

 

と言う事で、突然ですがしばらくお休みします。次回の投稿をどうぞお楽しみに!