AT-AT パーツ解析リスト その10


AT-ATのパーツ解析も今回でちょうど10回目となります。以前創作した臀部や頭部のパーツ解析を含めれば、残りの未解析のパーツはほんの僅かとなりました。

前回の記事で予告しました通り、頭部下部にある重レーザー砲のブローバック基部です。今回はパーツ解析だけでなく創作もしました。

①【タミヤ 1/35 ドイツ Ⅲ号戦車】

②【タミヤ 1/35 ドイツ 20mm対空機関砲38型】

③【タミヤ 1/700 イギリス戦艦 ネルソン】または【ロドネイ】

④【タミヤ 1/35 ドイツ 20mm4連装高射機関砲38型】

⑤【タミヤ 1/20 J.P.S.MkⅢ ロータス78】

⑥【ハセガワ 1/72 ドイツ列車砲K5(E)レオポルド】

⑦【タミヤ 1/700 戦艦 大和(旧版)】または【航空母艦 信濃(旧版)】

①と③の解析はあまり自信がありません。そもそもこの部分のパーツが鮮明に映った画像が見つからないのです。②のパーツのように特徴的な形状をしていれば断定できるのですが。

【バンダイ 1/144 AT-AT】のディテールの形状を信じるなら、③はまぁこれで間違いないと判断しました。

①はおそらくハッチの取手で、このパーツはどの戦車のキットにもあります。【バンダイ AT-AT】の形状に一番近いのは実は【タミヤ 1/35 ドイツⅣ号駆逐戦車ラング】の取手でした。

ただ、AT-ATに【ラング】のパーツが使われたことは今迄に一度もありませんから、ここに使われている可能性はかなり低いと考えられます。ここは順当に考えて【Ⅲ号戦車】のパーツだろうと私は判断しました。

 

さて唐突ですが、私はこのブログをきっかけに沢山の方からコメントをいただき、時にはコメント以外にも、直接のメールでの交流もさせていただいています。それはとても嬉しい交流です。このブログを続けていて良かったと強く感じる経験をしています。

そしてまた最近、このブログをきっかけに新しい友人が出来ました。遥か遠くのUSAからの友人です。とは言ってもネット上ではその距離は無いに等しいのですが。

前回の投稿の最後にこの画像を掲載しました。

ダークグレーの四角いパーツ(一番上の画像のブルーの④)は、以前アントマンさんから【20mm4連装高射機関砲38型】のパーツE20と教えていただきました。ただサーフェイサー吹きしたライトグレーの部分(一番上の画像のレッドの④)は解明できていなかったので自作していました。

するとUSAの友人から、それは【20mm4連装高射機関砲38型】のパーツE6であること教えてもらいました。言われてみると確かにそうです。

てか、なぜ気付かなかったのか!

こんなにすぐ近くにあったのに完全に見落としていました!

何処かで見たことのあるような顔をしてるなー こいつ。

で、当然のごとくパーツを変換しました。目のような2つの四角いダボ穴は、AT-AT撮影用モデルには見当たらないので塞ぎました。

ところで【ロータス78】のパーツにもかなり手を加えています。画像のようにパーツの厚みを削って低くしています。この加工を行うことで【大和(旧版)】のパーツが傾かずに付けることが出来るのです。

話をパーツE6に戻しますと、口のように見える丸いダボ穴はそのままにしています。ちょうどこの上にこの穴を隠すように【プラストラクト スチレン製鋼材 C型鋼 CFS-2】(あるいは【ABS製鋼材 C型鋼 C-2】かも)が付くからです。

で、その【プラストラクト  C型鋼】ですが、この画像を見るとほんの僅かですが反っていますよね。これはパーツE20に僅かな傾斜があるからなのですが、これがどうも意図的につけられた傾斜だと私は判断しました。

ですの私もそうしました! いやでもあまりにも拘りが小さ過ぎて、殆ど自己満足で終わっています。笑

 

実際のパーツを紹介していませんでした。これです。

 

それでブローバック基部の後方部分だけを創作し終えて、一先ず達成感に浸っています。笑

まだ不明のパーツがありますが、今から前方部分の創作をしようと考えています。

では。

“AT-AT パーツ解析リスト その10” への8件の返信

  1. おはようございます。

    ブローバック基部、タミヤ4連と同じキット
    でしたか!
    僕の試作は1/25 T-34やSU-100にある
    パーツを使ったのですが、角のアールが
    合わず、ウ~ン。。。となっていたのですが、
    これは納得です。とすると、このうさちゃん
    パーツの延長にあるのは、(E20の下)は、
    E20の余り部分を加工したものだな、と
    僕は思います。

    AT-AT頭部ですが、図面ひいてみようかと
    思ったのですが、そもそも図面ひくこと自体
    が出来そうにないので、もう適当にやって
    しまおうかと、妥協の道を選ぼうかなと
    思ってます・・・(;^_^A
    これはダークサイドとサイトサイドの中道
    かな?? ニュートラルサイド??

    あ、それと、この重砲の一部がわかった
    ような気がするので、確信できたらアップ
    しようと思います。
    (多分koshi50さんも目星つけてらっしゃる
    部分だと思いますが・・・)

  2. こんにちは アントマンさん。

    そう言えばアントマンさんはMRのAT-ATをお持ちではありませんでしたか?
    あのモデルから採寸すれば図面を引く必要なくかなり正確な頭部を作ることが出来るのではないでしょうか。
    バンダイのあの小さなパーツを採寸していた私にとっては羨ましくてしかたがありません。

    「重砲の一部がわかった」とは、とても気になりますねー
    正直私は全然目星が付いていません。アントマンさんからの情報を喉から手が出る思いでお持ちしております。笑

    1. お疲れ様です。

      AT-ATは持ってないです。。。
      ファルコンには敏感でしたが、AT-AT
      とかスノースピーダーが出ていたことすら
      知らず・・・(;^_^A

      ところで、わかった気が と言った部分、
      間違ってました~・・・(´;ω;`)
      実は貼った画像の白で囲った部分なんですが、
      こんなにも肉厚のパーツ、なにかなぁ・・・?
      1/25 SU-100の砲身かと思ったのですが、
      大きさが合わない。。。加工されてるとは
      思うんですが、大きさの割に内径はおそらく
      4ミリほど。 いまのところさっぱりです。

      1. こんにちは アントマンさん。

        MRAT-ATは持ってられませんでしたか。申し訳ないです。私の勘違いでした。

        重レーザー砲の件は残念でした。違ってましたか。
        私は諦めて自作する準備を進めています。

  3. ③の手前にあるパーツですが、もしかしたらタミヤの1/35 SU-85のD27(ペリスコープカバー)をカットしたものではないでしょうか。
    また、①ですが、同時期に製作されたAT-STにはラングのパーツが使用されていますので、ラングの可能性もありそうな気がしますが、この形状だと他にも可能性がありそうで難しいですね。

  4. こんにちは 丞さん。

    嬉しいご指摘ありがとうございます!
    タミヤ 1/35 SU-85のパーツ画像を検索しました。確かにこのパーツで間違いないようですね。
    キットの初回販売は1975年なので年代的にも問題ないです。
    このキットは持っていませんので、手に入れた後にパーツを実際に検証し、それからブログの修正をしたいと思います。

    それからもう1つのご指摘ですが、バンダイさんのAT-AT再現度の高さに改めて敬意を示したいと考え、①は【ラング】のパーツに差し替えようと思っています。

    今後も丞さんの情報に期待しています!

  5. お役に立ったようでなによりです。
    タミヤのSU-85は現在も販売されており、中古ショップでも安価で入手し易いキットですが、このランナーだけが必要なのであれば、手元に余っているものがありますので、よろしければいつも貴重な記事を公開していただいているお礼に提供いたします。
    ご希望でしたらメールでご連絡ください。

    1. こんにちは 丞さん。

      大丈夫です。当初考えていたよりかなり安価で手に入れる当てがありましたので自腹で購入することにしました。
      そのように言っていただけるのがとても嬉しいです。ありがとうございます!
      これからも(貴重かな?)自分の知り得る情報を提供してまいります。
      よろしくお願いいたします。

へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

アップロードできる画像は、JPEG・JPG・GIF・PNG形式です。