マンディブルの穴メカ 解析と創作その1

さて。前回の記事の最後に予告した通り、今回からマンディブルの創作を進めていこうと考えています。

このマンディブルに関しては、2018年12月に書いた「フォルム検証 マンディブル側面」の記事の中で「マンディブルの形も厚みもこのままで、創作を前に進めましょう!」と高らかに宣言しているのですが、やっぱりそこはスルー出来る訳がありませんでしたね。笑

いや初めは本当に、マンディブルの形状そのものを大きく修正するつもりは無く、せめて補強装甲プレートのラインだけでも本物のESBファルコンに近づけたいと考えていた程度だったのです。

 

この画像はスキャンしたDeAGOファルコンのマンディブルに、ESBファルコンの画像からトレースしたデータを重ねた物です。マンディブル内側の形状に違いはありますが、それ以外の全体のフォルムはそんなに大きく違ってはいません。

ただ見ていただくと分かる通り、補強装甲プレートのライン位置はESBファルコンの物とは余りにも違い過ぎます。で、「こりゃ部分的な修正よりもプレート自体を削り落として丸々自作した方が早いぞ」って事に気付いたのです。

それでいつもの様にサンドペーパーで補強装甲プレートをゴシゴシと削ってマンディブルの更地化を進めていたのですが、30分程その作業をした時点で早々に「いやこれ、マンディブルのベースのプレート自体をプラ板で作り直した方が早いぞ」って事にまたまた気付いたのです。笑

何しろ物がデカい為腕は疲れるし削りカスの量は半端じゃないしで、この作業は健康に悪過ぎます。(そんな事、削り始める前に気付けよって話ですが)

更に更に「だったら内骨格の重い金属フレームも要らなくない!?」って所まで考えが至ってしまいましので、結論としてマンディブルの丸々自作(つまりフルスクラッチ!)をする事に決めました! いやーまたまた馬鹿な事を考えましたねー。笑笑

 

と、ここまでが前書きで、ここからが本題です。

と言う事で只今絶賛マンディブルの作図中ではあるのですが、中々これも時間が掛かる作業ですので、今回の記事のタイトルにあるように先にマンディブルにある8つの穴メカを完成させようと考えたのでした。つまり2年前の2018年7月から10月にかけて書いた「マンディブルの穴メカ 解析」の続きとなります。

当時不完全だった私の解析内容はその後アントマンさんに捕捉していただきましたので、その情報を基にこれからはサクサクと完成させていきたいと思います。そうサクサクと。笑

 

と言う事で。はい、懐かしい画像の復活ですー。

私が勝手に命名した「A穴、B穴」は当時沢山の方に使っていただきました。ありがとうございました。今回この穴メカを創作する為にまずは丸穴のベースから自作する事に決めたのですが、私はこのベースをまたまた勝手に「桶」と命名します。笑

「マンディブルの穴メカ 解析その2」の記事で、DeAGOファルコンのこの「桶」のサイズには個体差があると書きましたが、

実際のESBファルコンの「桶」がそうであるはずはなく、同一サイズの何かを用意したのは明らかです。ではそれは何なのか。

DeAGOファルコンの「桶」の内径はそれぞれ39mmから41mmと様々ですが、平均すると約40mmとなります。更に「マンディブルの穴メカ 解析その5」で、C穴の底面に使われている【タミヤ 1/700 イギリス海軍 戦艦ネルソン】の甲板の直径も改めて測ると40mmでした。

 

で、この「内径約40mm」辺りで色々と調べてみた結果、ILMスタッフ御用達の【プラストラクト】に丁度いいサイズの物がありました。

【プラストラクト ブチレイトパイプ TBL-56(外径:44.5mm 内径:40.1mm)】です。サイズからしてもう掃除機の延長パイプにしか見えません。笑

て事で、続きは次の記事にします。