スター・デストロイヤーのパーツ解析 その9


世の中の流れに反して、GW明けに一人のんびりと休日を過ごしている私です。笑

休日ですがいつもと同じ早い時間に目が覚めたので、朝一にAmazonプライムで映画『ゴジラ-1.0』を観ました。やっぱり面白いなこの作品。

ただこの作品の中のゴジラが銀座を破壊するシーンで、映画『シン・ゴジラ』を観た時に感じた残念なシーンを思い出しました。それはゴジラ第4形態が鎌倉の辺りに上陸した直後のシーンです。

ゴジラの尻尾が空を大きく横切るシーンですが、私はこれを観た時、次に大きな衝撃波が起きて建物が崩壊し、その瓦礫や人が空中に舞い上がるとシーンがあると瞬時に思ったのです。ですがそうはならなかった。残念! と思ったのです。笑

えーと「ベルヌーイの法則」でしたっけ?(間違っていたらごめんなさい) こんな巨大な物体が高速で空中を移動するのですから、その時に発生する急激な気圧変化で、近くにある物が影響を受けない訳がないと私は思うのです。

「フィクション創作におけるリアリティ」ってテーマは昔から多く論じられていますので、それについて私がここで語るつもりはありませんが、私的にはちょっと残念に思えたシーンだったのでした。

で、そう感じるシーンが『ゴジラ-1.0』にもあってのです。それはゴジラが日本劇場を破壊する際、それを道向かいのビルの屋上から報道陣が実況中継しているシーンです。

これも同じくゴジラの尻尾がその報道陣の前をかすめるシーンで、この時この人達は「おっと危ない危ない」程度のリアクションなのですが、私的にはその程度では済まないだろうと思ったのです。とんでもない風圧で皆んな吹き飛ばされているはずだと。

我ながら細かいですよねー。言ってることが。笑 まぁたまたま前のことを思い出したってだけで、それでこの作品の評価を下げるつもりはありませんが。

でもこの後ゴジラが放った熱線による爆発で、浜辺美波さん演じる典子が吹き飛ばされるシーンで、

この後に爆心地に向かって爆風が逆流するのを山崎監督はちゃんと描写されています。それを観て、「フィクション創作におけるリアリティ」を分かっておられる方なんだなと私は思ったのです。

ですので私は、屋上にいる報道陣はビル崩壊で滑り落ちていくよりも、ゴジラの尻尾の一振りで叩き飛ばされた方がシーンとしては面白かったのではないかと思ったのです。あくまでもこれは個人の感想です。笑

 

あー『ゴジラ-1.0』を見たせいで、予定していなかった長過ぎる前書きになってしまいました。なので今回の記事の本題は短くまとめておきましょう。本末転倒!笑

今回は艦橋を支えるネック正面のパーツ解析をします。

1.【エアフィックス 1/761/72)マチルダ戦車】

2.【タミヤ 1/700 日本軽巡洋艦 阿賀野・矢矧】

3.【タミヤ 1/700 日本軽巡洋艦 阿賀野】

4.【タミヤ 1/700 ドイツ巡洋戦艦 シャルンホルスト・グナイゼナウ】

5.【タミヤ 1/700 イギリス 戦艦 ネルソン・ ロドネイ】

6.【タミヤ 1/35 ドイツ 20mm4連装高射機関砲38型】

7.【タミヤ 1/700 イギリス巡洋戦艦 フッド】

8.【タミヤ 1/700 イギリス戦艦  キングジョージ五世】

9.【エアフィックス 1/600 HMSベルファスト】

ここで記述する必要があるのは、「?」と記したこのネック正面の両端にある【エアフィックス  マチルダ】の履帯にあるパーツです。これは結局解明できず、自作しました。

ご存知の通りこの履帯はプラスチックではなく軟質樹脂のような素材のため、従来の模型用接着剤ではこのパーツを固定することはできません。もしかしたらこのパーツに有効な接着剤は、当時のアメリカでは簡単には見つからなかったかも知れません。

ですのでこれは何かのキットのパーツではなく、履帯の剥離を抑えるために急遽付けられた金具のようなものではないかと私は判断したのですがいかがでしょうか。

 

1.【タミヤ 1/35 ドイツ 20mm4連装高射機関砲38型】

2.【タミヤ 1/700 ドイツ巡洋戦艦 シャルンホルスト】

3.【タミヤ 1/700 イギリス巡洋戦艦 フッド】

4.【タミヤ 1/700 日本軽巡洋艦 阿賀野】

5.【タミヤ 1/35 イギリス クロコダイル戦車】

6.【タミヤ 1/700 ドイツ巡洋戦艦 シャルンホルスト・グナイゼナウ】

7.【タミヤ 1/700 イギリス戦艦 プリンス オブ ウェールズ・ キングジョージ五世】

8.【タミヤ 1/700 イギリス戦艦  キングジョージ五世】

この画像の一番手前に見える6の【シャルンホルスト・グナイゼナウ】と、7の【フッド】のパーツは本来はこのような形をしています。

私がこの位置で船体をカットしているため、カットライン上にあるこれらのパーツが中途半端な位置で切り落とされてしまいました。

 

さて、前回の投稿後約一ヶ月の間に私は、苦手意識があってずっと億劫に思っていた艦橋上面のパネルラインのスジ彫りをやっと行いました。

スミ入れしていないスジ彫りを上手く撮るのって難しいですね。接写するとよく見えますかね。

これだけアップにすると逆に作業の下手さが目立ってしまいますね。笑

でも幸いにも実際のモデルのスジ彫りもこれと同じくらいに綺麗ではなくて、考えようによっては忠実に再現できたと言えるのではないでしょうか。笑

このスジ彫り作業についての記事はまた改めて書きたいと考えています。ではまた。

“スター・デストロイヤーのパーツ解析 その9” への2件の返信

  1. お世話さまです。

    ゴジラ-1.0は良い映画でしたね。
    音楽の使い方が絶妙だったのがとても良かったです。
    1984年公開のゴジラ以降、「ドシラ ドシラ ドシラドレドドシラ」という有名なメロディがゴジラ登場時に使われるようになりましたが、本来は防衛隊のテーマでした。これを考えるとクライマックスの雪風と響がゴジラに向かっていく時に防衛隊のテーマが高らかに鳴響く場面は感涙ものでした。
    言葉の使い方も良かったです。駆逐艦長、れいせん(零戦)、46サンチ砲弾etc.ウルサイことを言う人達もOKではないでしょうか?
    (駆逐艦は軍艦ではないので艦長と呼称しないそうです。)

    艦橋天面のスジ彫りは凄まじいですね。
    解析するだけで気が遠くなりますよ!?ここを攻略した達成感は相当なものだったのではないでしょうか?

    それでは!!

    1. こんにちは ymmt3bikeさん。

      『ゴジラ-1.0』 面白かったですよね。
      ゴジラの出現を電車や船のような巨大建造物の飛来で二次的に表現しているのが、私にはとてもスピルバーグっぽい演出だなと感じました。
      ゴジラと新生丸の追っかけっこはまんま映画『ジョーズ』のクライマックスシーンでしたし。

      艦橋のスジ彫りの再現にここまで拘った人はネットを探してもそうはいないです。笑 
      自分で言うのもなんですが、かなり正確ですよ。このラインが正しいのか間違っているかの検証をする人もまたそうはいないと思いますが。笑

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