AT-AT 不明パーツの解析と創作


先週末に『トップガン マーヴェリック』の2回目を観てきました。1回目は新しくオープンした「TOHOシネマズ ららぽーと福岡」でしたが、今回は私にとってはお馴染みの「ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13」のIMAXで鑑賞しました。

やっぱりIMAXだけで観られるスクリーンサイズは特別なものですが、音響に関してはTOHOシネマズも全く負けていなかったと思います。

鑑賞したその日は7月初日でしたので、ユナイテッドシネマがある「キャナルシティ博多」には、博多に夏を告げる祭り『博多祇園山笠』の「飾り山笠(やま)」が展示されていました。

以前私は、博多駅前に展示される「飾り山笠」の飾り付けに僅かながら毎年関わっていましたので、今でも「飾り山笠」には特別な思いがあります。

 

なんて、この調子だと前書きだけで終わってしまいそうですね。笑 本題に入ります。

6月で一旦脱出ポッドの創作を終了し、7月からはまた、昨年末まで続けていましたAT-ATの創作を始めることにします。今度はAT-ATの胴体部分を創作しようと考えています。

その前に。脱出ポッド創作中にAT-ATの流用パーツについて判明した事が幾つかありましたので、今回はそれらについて書きます。

まずは、長く不明のままだったパーツがやっと判明したお話から。それはイエローで示したこのパーツです。

これは私と同じくDeAGOファルコンやAT-ATの創作を長く続けられているアントマンさんが発見されました。よく見つけられましたねー。

このパーツは【タミヤ 1/35 イギリス LRDGコマンドカー】の物です。1977年に発売された初版キットに、新たにマスターボックス社製の人形パーツを付加して現在も販売されているロングセラーキットです。

そしてこれがそのパーツです。

丸い突起部分が、上のAT-ATの画像ではダボ穴のように凹んでいます。このAT-ATは撮影用モデルを複製してスタッフに贈与された物だと言われていますが、複製の際にこの突起部分に気泡が残ったのだと思われます。別のモデルの画像ではこの部分はちゃんと突起になっています。

てことで、このパーツを取り付けてみました。

とても小さな小さなパーツですが、ここにやっと付いた喜びはとても大きなものです。なのでこの小さな小さなパーツのために、いくらでこのキットを購入したかなんてことは全く考えません。笑

 

次は私が行った創作について、海外の友人から間違いの指摘を受けましたので、その修正をしました。

それは頭部側面の「中型ブラスター砲」の創作です。ここに使っているこの【タミヤ 1/35 Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン(または Sd.kfz222 4輪装甲偵察車)】のパーツは、下半分をカットしないのが正解だそうです。

なのでこの部分を作り直しました。

確かにご指摘通りのようです。ありがとうございました。あっいや Thank you very much でした。笑

 

そしてここからは正直確証が持てていないので話半分で読んでください。
これは既述の友人とは別の海外の友人から「もしかしたら(might)」のワード付きで聞いた話なのです。同じく「中型ブラスター砲」のこの部分です。

その友人はここに使われているパーツは、自信はないけれど、もしかしたら【タミヤ 1/35 Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】の物かもしれないと言うのです。これです。

確かにネットにある上の画像を見ると、かなり不鮮明ではありますが、何か丸やら長方形のディテールが有るような無いような…。ただこのパーツをブラスターのここに取り付けるためにわざわざ加工するとは思えないのですが、友人の立てた仮説はその逆の内容でした。

友人曰く、SWビーグルの撮影モデルのコクピットには、ディテール用に既存キットのパーツが大量に使われています。

ネットで見つけた画像を掲載しています。ここでグリーンで示されているのがそのパーツ達です。これらと同様に、コクピットのディテール用にあらかじめ加工された【Sd.kfz223】のパーツが、先にたまたまあったのかも知れないと言うのです。こんな状態で。

それでこのパーツを見つけたILMスタッフが、AT-ATのブラスターに流用してみたのではないかと考えたのです。

どうですか皆さん、この仮説。

それで、その仮説を半分信じて創作してみたのです。

これがまぁ、案外しっくりきたと言いましょうか。笑 これでいいんじゃなかと私は思えるのです。てことで、これもThank you very much でした。笑

 

「このパーツはこれです!」って確たる指摘がありましたら躊躇なく作り直しますので、引き続き皆さんからの情報をお待ちしております。

 

ではでは、次回からはAT-ATの胴体部分の創作を始めます。

 

“AT-AT 不明パーツの解析と創作” への4件の返信

  1. お世話さまです。

    AT-ATも良い方向に進んでますね。
    Sd.Kfz.222の部品は面白いですね。笑ってるだけでなく、歯が生えていたとは!?
    アイテム毎に造られたグリーブルが他のアイテムに流用されているのは過去のブログでも記述されているとおりなので、Sd.Kfz.223の無線機は正解かもしれませんね。

    それでは!!

    1. こんにちは ymmt3bikeさん

      久しぶりのAT-ATなのですが、頭部と違って胴体の大きさに苦労しています。
      試作の繰り返しでプラ板の消費が半端ありません。

      Sd.kfz223のパーツですが、この仮説だとどのパーツでもブラスターのここに流用される可能性が無限にあるのは、友人も理解してはいますね。
      なので逆にSd.kfz223の可能性も否定できません。
      結果「これでいい」と思っています。笑

  2. お疲れ様です。
    我々が展示会や資料として見ているものはレジンコピー(2世代くらいか)なので、ディテールがつぶれてしまっていたり、抜きの関係で変形してしまっていたりするのでなかなか判断難しいですよね。こーだっと信じて作っていくしかないですね。
    ブラスターの天井パーツは参考にさせていただきます。
    ボディハルのみならず、脚やフレーム、とにかくでかくて苦労します。バンダイの1/144サイズは日本人の住環境にはちょうど良い大きさとつくづく思います。

    1. こんにちは 健太のパパさん。

      SWエキシビジョンなどに展示されているモデルは破損しやすく、それらの多くはバイトのモデラーが修理していると言う話を聞いてゾッとしました。
      勿論SW愛に長けていてオリジナルのモデルを熟知しているモデラーもいるとは思いますが…。
      見たこともない形のブラスターが付いたAT-ATの画像をネットで見た時は悲しくなりました。

      確かにバンダイのモデルは日本の住環境とか価格の面からしてあの大きさが妥当なのだろうとは思うのですが、
      老眼が進んだ私にはもう少し大きくあってほしいと思います。
      例えばスターデストロイヤーはせめてあと10cm、全長40cmはあってほしかったなーと思えてなりません。

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