AT-AT 臀部の解析と創作 その4


ゴールデンウィークですね。あいにくの天気ですが、皆さんどうお過ごしですか?「どうせどこにも外出できないから天気なんてどうでもいい」とお考えの方が多いのでしょうか?

我が家は皆んなが各々別行動をとっていまして、私は今日はのんびりと自室のPCに向かい、コーヒーを飲みながらこの記事を書いていました。

 

さて、最近の私のブログのコメント欄を見ていただくとお分かりいただけますが、新しくコメントをくださいました健太のパパさんからの情報で、【エアフィックス 1/24 ユンカース Ju87B スツーカ】のパーツが複数AT-ATに流用されていることを知りました。健太のパパさん、本当にありがとうございます!

このキットについて、以前書いた記事はこちらです。

その情報を基に解析を行った内容を今回はまとめてみました。2019年8月に投稿しました『AT-AT 臀部の解析と創作 その3』の記事の、約2年ぶりの続きとなります。

まずこのキット(機体)のガンナーウインドウがAT-ATの足首のネジ隠しに使われているとのことです。ここです。

そしてこれが【スツーカ】のキットのパーツです。

まさかクリアパーツが使われているとは思いもしないで見逃していました。透明なのでこの画像では形状が分かりづらいですね。

ですが、今回の記事はこれが本題ではありません。このパーツについては次回改めて、もっと詳しく書こうと思います。

 

で、今回は健太のパパさんから出題された「2種類のパーツ」についての回答を書きたいと思います。(出題てのは少々大げさな表現ですけども)

1つはこれです。エアフィルターのパーツです。これはすぐに見付けることが出来ました。

と偉そうに書きましたが、キットを購入した時は全く気付いていませんでした。笑

今回の記事のタイトルを『AT-AT 臀部の解析と創作 その4』としたのは、このパーツが臀部の内側の両サイドにあるからです。これです。

 

そしてもう1つのパーツ探しが難航しました。何度もランナーを見直して漸く見付けたのがこのパーツです。

これは【スツーカ】のコクピットにある何かの機器類なのですが、このパーツの僅かこのピンクのラインで囲んだ部分だけが、AT-ATの臀部のここに付いています。

 

最近の私のブログではこの解析だけで終わりにすることが多いのですが、今回はタイトルに『解析と創作』としていますので、ちゃんと取り付けて臀部を完成させましょう。

3つ上の画像で示したエアフィルターのパーツの下部に付いているのは【ハセガワ 1/72 ドイツ 600ミリ自走臼砲「カール」貨車付】のパーツです。ESBファルコンにも複数使われていて、キットがいくつあっても足りないパーツです。

【スツーカ】は貴重なキットですので、そのパーツの加工を失敗してもいいように保険として複製することにしました。そして【カール】のパーツも一緒に複製しました。

複製の行程は割愛します。(写真を撮るのを忘れていました)そして出来上がった物がこれです。

それぞれのパーツの左側に置いてある明るいグレーの物が複製したパーツです。そして機器類のパーツはこのようにカットしました。

『AT-AT 臀部の解析と創作』の記事を書いた時には解明できていなかったパーツを、これで漸く取り付けることができました。

ただ冷静に考えると、ILMのスタッフは何故このパーツのこの部分を使おうと考えたのでしょうか?笑

それはさておき、ここでこのパーツを取り付ける際に注意することがあります。ネットで見ることが出来る多くの画像では、臀部の窪みの中に納まっているパーツ群は上下逆さまに付いているのです。3つ上の画像がそうです。

で、それに注意して間違えずにパーツを取り付けた画像がこれです。

小さなパーツではありますが、ずっと空いたままだった穴にこのパーツが収まった喜びはとても大きいです。そして臀部の内側のパーツも無事取り付けることが出来ました。

これで漸くAT-ATの臀部を2年越しで完成させることができました。めでたしめでたし。

 

これが私の出した回答ですが正解ですか?

もし間違っていましたら、それは他にも【スツーカ】から流用されているパーツがあると言うことを意味しますので、それはそれで嬉しいことなのですが。いかがでしょうか?

次回はガンナーウインドウのパーツについて書きます。

“AT-AT 臀部の解析と創作 その4” への8件の返信

  1. koshi50さん、お疲れ様です。

    【Stuka】からの流用。
    ピンポン♪ピンポン♪
    はい、臀部で使われているこの2部品で正解と私は思います。

    すぐにお分かりですね。流石です。

    1. こんにちは 健太のパパさん。

      今回は貴重な情報の提供をありがとうございました。
      「まだまだ自分の知らない事が多いなー」と実感すると同時に、流用パーツ解析のダークサイドの深さも感じました。笑

      で、少々野暮なお願いをしますが、他にももし流用パーツに関する情報をお持ちであれば、是非ともお教えくださいませませ。

      1. こんばんは koshi50さん。
        いまだ検証の時間がとれず確証が取れていない部分がいくつかありますが、そこはそれ、ホビーというところで締め切りなくのんびりやっております。
        いずれはメタルアーマチュアまで作りたいところですが
        ストップモをやるわけではないので3Dプリントしてレジン抜きでもいいかとも思い始めています。問題は強度と加水分解による劣化だけです。
        勉強させていただくことが多いので、今後ともよろしくお願いいたします。

        1. こんにちは 健太のパパさん。

          私もAT-ATの創作をこのまま続けるのであれば、最低でも足首の半円のレール部分や脚部の付け根のジョイント部分のパーツは
          研削加工?(詳しくないのですが)による金属パーツが必要だと考えています。

          3Dプリントは最近「Fusion 360」を覚え始めたのですが、プリンターを買い渋っていて、まだ何も成果物がありません。
          まだまだやりたい事がいっぱいで、時間がいくらあっても足りない状況です。

          こちらこそ、よろしくお願いいたします。

  2. お世話さまです。

    新たな情報提供者によりピースがハマりましたね。
    見た目もとてもグッドですよ。
    さらっと書いてるけど、とても佳き日だったのではないですか?

    エアフィックスの1/24航空機シリーズは、ハリケーン以外、基のキットを活かせるのが良いですね。
    Ju87Bは(TIEボマーで流用する)爆弾架の部品を使用しないJu87G1に改造しちゃう予定です。

    それでは!!

    1. こんにちは ymmt3bikeさん。

      そうですね。確かに嬉しくて嬉しくて、私にしては異例の速さで記事にしました。笑

      本当に知らない事がまだまだ多いです。
      Ju87Bは『急降下爆撃機』で、Ju87G1は『爆弾ではなく機関砲を搭載した対戦車攻撃機』ですね。
      早速ウィキって知りました。笑
      なのでJu87G1には爆弾架が無く、その爆弾架のパーツが『TIEボマー』に流用されているのですね。
      んー『TIEボマー』はまだまだノーチェックのモデルです。
      ただこれ以上、流用パーツ解析のダークサイドにはまらないように気をつけなければとも思います。

      あ、余談ですが、私たちSW世代がよく使うこの「ダークサイド」って言葉。
      最近の若い方たちは「沼」って言うんですね。これも最近知りました。

      1. ご存じと思いますが、TIE bomberはRafaelさんが2010年に発表した解析のPDFファイルが有名ですね。非常にわかりやすくまとめられているかと思います。RPFで検索すれば見つかるかと思います。

        1. こんにちは 健太のパパさん。続けてのコメントありがとうございます。

          はい、先日検索したところでした。笑
          私は一時期、創作する当てもないのにYウイングの流用パーツ集めにハマったことがあります。
          これ以上新しい「ハマりもの」を増やす訳にはいきません。笑

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