【タミヤ 8トンハーフトラック】キットについて その2


今回の記事は長いです。笑(また初めに宣言しました)そして小難しい内容です。笑

前回の記事の投稿後にymmt3bikeさんからいただいたコメントを読んでいて、私は「勘違い」と「間違い」をしていた事に気づきました。ですので今回の記事は前回の記事の訂正版となります。

 

まずは「勘違い」の説明から。
前回の記事で掲載しました画像をもう一度掲載します。(ランナーの刻印部分を拡大しました)

ymmt3bikeさんからのコメントで「右側の画像が8トンハーフ(ITEM番号35050)の部品ですね」とあるのを読んで、私はハタと気づいたのです! 私は(ITEM番号 35050)のランナーを左側の物と思い込んでいました。(「35050」の刻印があるので)

説明しやすい様にこの画像の左側のランナーをⒶとし、右側をⒷとしますね。

この勘違いにより私は前回の記事で「残念な事にこのキット(がらくた市で手に入れた小鹿タミヤの【8トンハーフトラック】)のパーツはITEM番号35050ではありませんでした」と書いてしまいました。

 

では次に、この画像ももう一度掲載します。

この箱には、今回がらくた市で手に入れた物も含め8つ分の【20mmFlak38】が入っています。

そしてもう一度ちゃんと詳しく調べた結果、Ⓐのランナーは5つありました。(前回「約半数」なんて適当な書き方をしてしまったことを反省します) そしてⒷは3つでした。その中には今回がらくた市で手に入れた物も含んでいます。

私の「勘違い」はまだ続きます。

この3つのランナーは初め全て同じ物と思い込んでいたのですが、更によく調べた結果このランナーは2種類に分けられる事に気づきました。

矢印で示したラインは金型を作る過程で出来る、人で例えると指紋の様なもので、その金型固有のものです。ですのでこのラインが違うと言う事は、このランナーが違う型の物だと言う事を意味します。(細かい!)

で、画像上のランナーは箱の中に既に入っていた2つで、これをⒷとします。そして画像下は今回手に入れた小鹿タミヤの【8トンハーフトラック】のランナーで、これを新たにⒸとします。

 

そしてここからが私の「間違い」の説明です!
今回のブログの一番上に掲載しました画像の右側には、本当はこのⒸを掲載しなくてはいけなかったのですが、実はこの画像はⒷです!(ごめんなさい!)

そもそもⒷもⒸも同じ物だと勘違いしていたので、ランナーを撮影をする際に適当な事をしてしまいました。誤った情報をお送りして申し訳ありません。

 

ではでは。ここからは気を取り直して。

ⒷとⒸが違う金型から作られたランナーだと言うことは、パーツの形状にも違う箇所があるのではと調べたところ、前の記事に書きましたパーツの裏面の差し込み穴の形状にやはり違いがありました!

では仕切り直して、ランナーⒸにあるこのパーツの画像を改めてお見せします。

Ⓑは初めに載せた画像の物で、もう一度載せました。Ⓒが小鹿タミヤ【8トンハーフトラック】のパーツです。まず差し込み穴の大きさが違います。そしてこの角度からではあまり分かりませんが

これです! 既に taraさんのブログに掲載されていますが、Ⓒの差し込み穴の輪郭がⒷに比べて明らかに高いです!

これで実はアントマンさんがブログで書かれていた事や、それに対するコメントの内容について、今ひとつ理解せずにさらっと読み流していた事を、この時点でちゃんと理解しました。そしてymmt3bikeさんからいただいたコメントに対しても。

そしてこれがアントマンさんが解析されているESBファルコンの「上面右舷前方の穴メカ」や「上部中央砲塔横」にあるパーツに繋がる訳ですね。

いやーめでたしめでたし!

 

と、ここで終わりにしてもいいのですが、今回の記事はもう少し続きます。

そう言えばこのパーツはESBファルコンの別の箇所で見た覚えがあります。探してみたら有りました。ここです。

「上部中央砲塔」の正面にあるこのピンクに色付けしたパーツです。この箇所のパーツ解析はまだ記事にはしていませんが、準備はもう随分前(このブログをスタートする前)に初めていました。

ここにそのパーツがあります。既に取り付ける前準備としてカットしています。で、ここで再び私はハタと気づいたのです!

このカットライン!!

このカットされた双方がそれぞれ前述の箇所に流用されていて、きっと元は同じひとつのパーツだったに違いありませんよね!

いやースッキリしました! て事で、今回の記事は達成感満載です!

ではまた!

 

でも、「上面右舷前方の穴メカ」と「上部中央砲塔横」の、どっちの箇所のパーツなのでしょうかね?

 

〈追記〉本文中に誤解を招く表現がありました。この件に関しては次回『【タミヤ 8トンハーフトラック】キットについて その3』として記事にしたいと思います。

“【タミヤ 8トンハーフトラック】キットについて その2” への8件の返信

  1. お世話さまです。

    詳細を伝えるのは難しいですね。お手数をおかけしました。

    実のところ、当該の部品については、もっと薄い形状だと考えていました。今回の記事中の砲塔正面にある部品の片割れ、ビックリしちゃいました。
    素晴らしい情報をありがとうございます。

    これからも、よろしくお願いしますね。

    それでは!!

    1. こんにちは ymmt3bikeさん。

      考察が細か過ぎて記事を書いている途中で訳が分からなくなりました。笑
      この度は色んな情報をいただきありがとうございます。
      アントマンさん、taraさんの後追いのような内容になってしまいしたね。
      改めて皆さんの探究心の凄さを感じる事が出来た今日この頃でした。

  2. おはようございます!

    これは・・・理由がわからない「マイナーチェンジ」
    のおかげで細かな考察になってしまいましたね。
    それとも各キットの「仕様」なのかな???

    こんな解析作業をして楽しんでる私たちにとっては
    このような「違い」は、「タミヤさん、罪ですよ~」
    ってなモンでしょうか・・・(^^;;

    私もtaraさんから情報をいただいていなければ
    恩田原で止まっていたかもしれませんし、そもそも
    当初は「代替パーツ」として見ていたものですから、
    このような考察記事も「糧」になりますヽ(^o^)丿

    1. こんにちは アントマンさん。

      当時のILMやタミヤのスタッフの皆さんは、数十年後にこんな模型パーツの一つ一つをガン見している人達がいる今の光景など、想像もしていなかったでしょうね。笑

      最近こんな事件がありました。アイドルの瞳に映った風景からそのコの自宅を割り出してストーカー行為を働いた男がいたって話です。
      ニュースを見ていたカミさんは呆れていましたが、私にはその男の気持ちが理解出来ました。笑
      いや、決して男が犯した罪を肯定しているのではないのですが、その男の探究心は理解できるのです。笑

      変な話になってしまいましたね。
      これからも色んな情報の提供を期待しております!

  3. 初めまして、いつも参考にさせていただいております。自分はたまたま小鹿628の古いロットのキットしか持っておりませんでしたので部品の形状差に気付きませんでした。新しいロットのものを使うときは注意しなければいけないですね。
    ところでランナーのタグの線についてですが、これはウェルドラインではないでしょうか。位置の違いは充填圧力のかけ具合や樹脂の性質の違いにより生じたものではないかと思います。

    金型が複数製造されたとして疑問に思うのはランナータグの右上の角付近の部分の傷と、”2″の刻印に見られる傷をどうして完璧にコピーしたのか?ということです。部品とは無関係の部分を複製する理由とは一体…?タミヤの謎の拘りと言ってしまえばそれまでですが

    初めてのコメントで否定ばかりしてすみません…。

    1. こんにちは NKT1138さん。はじめまして!

      「ウェルドライン」! これです。私が探していて見つけらなかった言葉は。ありがとうございました!
      ブログを続けることで、今まで1人では知り得なかった事を沢山の方々に教えて貰えるようになりました。
      とてもありがたい事です。

      当時のタミヤのスタッフの方から教えていただくのが一番なのでしょうが、そんな機会はきっとないでしょうから
      今後も私たちは、あーでもないこーでもないと妄想をし続けるのでしょうね。笑

      これからもよろしくお願いします。

  4. こんにちは。
    ブログを紹介して頂き、ありがとうございます。
    久し振りにパーツ解析で盛り上がっていて楽しいですね。
    この穴は可動のために接着しない部分だから、組み立てやすいように繰り返し修正が加えられたのかな。
    そんなパーツが使われてしまうなんて、何と言う運命のイタズラか・・・。

    ところで。
    文章中に「20mmFlak38」と書かれていますが、「20mmFlakvierling38」の間違いではないでしょうか。

    1. こんにちは taraさん。お久しぶりです。

      パーツ解析の着眼点が細かすぎて、楽しいと言うよりも段々辛くなってきました。笑
      同じ金型でこのパーツの差し込み穴の部分だけを何度も改修しているのは、きっと製品化した後に可動の不備が何度も指摘されたのでしょうね。
      実際にこの部分を組み立ててみて、可動の状態を記事にしようかとも考えたのですが、意味がない事に気付いて止めました。笑

      「20mmFlakvierling38」を「20mmFlak38」と表記したのは間違いではなく「省略」です。笑

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