「アド・アストラ 」観てきました。


いつも映画館の入口にあるコルトンパネルの画像を載せるのですが、今日はなぜか写真を撮るのを忘れてしまいましたので、ネットで見付けたアメリカ版のポスターを載せます。

日本版のブラッド・ピットの顔がアップのポスターは、いかにもブラピで人を呼ぼうとしている配給会社さんの意図が見えるの、敢えてこのポスターを選んでみました。笑 実際SF映画には珍しく、多くの女性の方が観に来られていました。

 

私がいつも行く『ユナイテッド・シネマ』は、会員だと毎週金曜日は1,100円で映画を観ることができますので、先週の9月20日の公開初日に行こうと考えていたのですが、あいにく当日の朝から雨が降ってしまい断念しました。(私の交通手段はバイクなので、わざわざカッパを着てまで休日に出掛ける気にはなりません) ですので1週間待っての再チャレンジとなりました。

で、この作品を観た私の感想を最初に書きますと「嫌いじゃない。だからこそ凄く残念」です。1週間期待を膨らませた分、余計にこの作品に対する残念な気持ちも大きくなってしまいました。

ストーリーに関しては既に多くの方がネット等でレビューを書かれていらっしゃいますので、私はもうここでは書かないことにします。私は敢えて違う視点から、科学考証の視点から、なぜ「凄く残念」だったかを書きたいと思います。

この映画をまだご覧になられていなくてこれから観る予定の方。それから既に観終わっていて、凄く満足された方は読まないでください。笑

 

何度も書きますけが、私は「宇宙開発」や「宇宙物理学」が凄く好きなので、この様なリアリティを重視するSF映画には、それらの描写を強く期待してしまいます。ではこれから私が残念に思ったシーンを出来るだけ時系列で書いていこうと思います。

※これから掲載します画像は全て『Ad Astra – Official Trailer』の静止画を使用させていただきました。

まず、冒頭シーンは私的には最高でした。正に「つかみはOK!」です。笑

「宇宙アンテナ」って言う設定は、ちょうど先週くらいに「宇宙エレベーター」計画の実現に向けての実験が開始されるとニュースになったばかりで現実味がありますし、主人公のブラピ演じるロイがこのアンテナから落下するシーンは、まんま2012年に行われたRed Bull Stratos(レッドブル・ストラトス)チームの、成層圏からのスカイダイビングの映像を参考に作られていますからね。

 

但しその後小さな「あれ…」ってシーンが幾つかありまして。例えば実験猿に襲われて死んだ船長の遺体を宇宙服を着せたまま遺棄するシーンでは「その宇宙服は一着10億円もするだから捨てちゃダメ!」って思ったりもしたのですが、「チッチャイことは気にすんな」と自分に言い聞かせながら観ていました。笑

ですが遂にロケットが火星に着陸するシーンで

ロケットの異常傾斜を表すモニター画面の映像がこんなだったのがどうにも許せなくなくて。

それが左の画像です。細かいディテールはよく覚えていませんので「こんな感じだったかなー」レベルのイラストですけど。

正直言ってこれはいかんでしょう! これで「左に〇〇度°傾斜!」って言われても、どこ基準で左なのって話ですよ。

この場合はロケットの進行方向(降下方向)に対して、船体の主軸がどれくらいズレているかって話なので、右の画像の様に、例えばロケットの頭の中心軸をグリーンの円にして、お尻の中心軸をピンクの円にして(これはあくまで私が決めた設定です)この2つの円の中心が一致するような操作を行わなければいけないでしょう!

ちゃんと劇中にもその操作をする為のジョイスティックが映りましたし。(本当ならこれに傾斜による船体の回転運動も加わるのでしょうけど、そこまで言ってら墜落してしまいますね)

 

で、この映像を観た私は「やばい。なんかこの映画にリアリティを求めていいのか?」て不安を感じつつも、火星の地底湖の設定で気持ちを持ち直し(但しこれが人工湖なのか自然湖なのかは不明) 続けて見ていたのですが、もう最大に許せないシーンが登場しました!

それがこのシーンです。

土星の手前をロケットが左から右に横切って行きます。このシーンの前には同じ様に木星を横切るシーンもありました。けど、これって変ですよね!

※この画像は『「太陽系」ウィキペディア(Wikipedia)』からの画像です。

私たちは子供の頃からこの様な説明図を何度も目にしてきましたので、上のシーンにあまり違和感を感じないのかも知れませんが、それって完全に騙されていますよね。笑 だってそれぞれの惑星は太陽を中心に公転しているのですから、もしかしたら土星は上の図の太陽の左側にある可能性だってあるのですよ。

このシーンを観ながら私は「そうだ! これはスイングバイ航法をする為にわざわざ木星と土星まで行ったんだ!」と考えてみたのですが、それでもかなり無理があることは分かっています。

ボイジャーがかつてこの航法を利用した時も、それぞれの惑星が出来るだけ直線上にあるタイミングを狙って打ち上げられましたから。そのタイミングは「175年に1回」と言われていました。

少なくともこの映画では火星、木星、土星、海王星が直列していないと、劇中で言われる「海王星まで79日」は到底無理です。

 

もうこんなシーンを見せられたら、私としてはもうこの後どんなシーンを観ても逆になんでも許してしまいました。笑 ロイの涙が球体にならないとか、お父さんが何を食べて生きていたのかとか、無重力での骨粗鬆症問題なんかも。もうチッチャイ チッチャイですよねー。

そしてクライマックスは真空状態での核爆発です。

「この爆発の衝撃波を利用してあっと言う間に地球に帰れるね。 めでたしめでたし!」とさえ思えてしまいました。笑

とまぁ、書きたいことはまだこれの倍くらいはあるのですが、これ以上書くと笑いを通り越して嫌味になってしまいますのでこれで止めておきます。(もう十分嫌味になってますか)

でも最初に書きましたよね。私はこの作品は決して「嫌いじゃない」です。本当に。笑 睡魔に襲われることもなく「やっぱりブラピってカッコいいなぁー」って思った作品でした。

 

いやー『ターミネーター:ニュー・フェイト』楽しみだなー。

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