それでは次に、この穴メカの流用パーツの解析をしていきます。この穴には沢山のパーツがぎゅっと詰まっていますので2回に分けて解析します。
①【タミヤ 1/700 イギリス 戦艦プリンス オブ ウェールズ】または【タミヤ 1/700 イギリス 戦艦キングジョージ五世】
②【タミヤ 1/700 ドイツ 巡洋戦艦シャルンホルスト】または【タミヤ 1/700 ドイツ 巡洋戦艦グナイゼナウ】
④【エアフィックス 1/76 (1/72)スコーピオン タンク】
⑤【タミヤ 1/700 航空母艦 信濃(旧版)】
⑥【タミヤ 1/20 タイレルP34 シックスホイーラー】または【タミヤ 1/20 J.P.S.MkⅢ ロータス78】
⑧【タミヤ 1/35 ドイツ 20mm4連装高射機関砲38型】
タミヤの戦艦系キットのオンパレードですね。ご覧のように穴の右側はパーツがはみ出して付いています。
①の【プリンス オブ ウェールズ】と【キングジョージ五世】、②の【シャルンホルスト】と【グナイゼナウ】はそれぞれが姉妹艦なのでキットにも共通のランナーがあり、このパーツはその共通ランナーにあるパーツですが、⑦は【グナイゼナウ】固有のパーツです。
イエローの円で記したパーツは、私は【 信濃(旧版)】の機銃の銃身部分をカットした物と判断したのですがいかがでしょうか。
ここにこのパーツが付いているのは、1995年に竹書房から刊行された「スターウォーズ・クロニクル」に掲載されているこの写真のみです。その後にスターウォーズ展で撮影されたと思われるネット画像には写っていませんので、撮影後に紛失した物と思われます。
上のパーツ解析の画像では⑧【4連装高射機関砲38型】のパーツが分かりにくいと思いますが、このように組み合わさり、イエローのラインでカットされて取り付けられているようです。
「ようです」とあやふやな書き方をしているのは、このパーツの上に他のパーツが被さっているため解析に自信がないのです。
ちょっと短いですがキリがいいので今日はここまでにしておきます。
ところで、皆さん。「スターウォーズ・モデリングアーカイブⅡ」はもうご覧になられましたか?
欲を言えばもう少し制作過程の写真を大きくしていただき、PGファルコンとAT-ATに関してのページがあっても良かったのではないかと個人的には思ったのですが。それを差し引いても大変満足のいく内容だったのは間違いありません。
私もこの本のように、事細かな創作過程の画像をブログに掲載したいと思っているのですが、いつも作業に夢中になって写真を撮るのを忘れてしまうんですよねー。
続く。