スター・デストロイヤーのパーツ解析 その2

7月ももう終わろうとしていますが、前回の記事で書いた通り、スターデストロイヤー艦橋の作図をずっと続けています。

例えば艦橋の背面の作図をしていて、その正確なサイズを知るには、そこに隣接する天井面や側面の図面が必要になります。で、その天井面や側面の作図をするには、背面の正確なサイズが必要になります。

ですので、全ての面の作図を同時に行い、そのうちの一つの面にお間違いがあれば、全ての面を修正するという方法を取っています。

「そんなことばかりやっていて楽しいの?」なんて思われてしまいますよね。笑

自分自身は作図をする過程でいろんな発見があって、それを楽しんでいるのですが、それを記事にしてお伝えするのは中々難しいことです。超地味な記事になってしまうのは必至です。

 

ですので今回は、前回の記事で紹介した【モノグラム 1/825 米海軍 空母 ニミッツ】のパーツ解析について書きます。

スターデストロイヤーの艦橋にはこの甲板の一部が流用されています。因みにこのパーツの大きさは40.5cmあります。

ん?あれ?このパーツ、私が持っている【タミヤ 1/700 アメリカ 航空母艦 エンタープライズ】のキットより随分大きいです。

そもそも【モノグラム ニミッツ】って本当に1/825スケールなんですかね。(まずはモノグラムのキットを疑ってみます。笑) 空母ニミッツの全長をネットで検索すると333mとあります。それの1/825だと40.3cmになります。合ってますね。

ではタミヤのキットは。空母エンタープライズはニミッツより10m大きい全長342mとあります。これの1/700は48.9cmになります。あれー?でもタミヤのキットは34.5cmしかありません。あー我らがタミヤのキットが…。笑

まぁーそんなことは、パーツ採りを目的としている私にとってはどうでもいい問題ですので、これ以上あれこれ考えるのはやめておきましょう。きっと私の計算間違いです。笑

 

話を先に進めます。スターデストロイヤー艦橋にあるのは甲板パーツのこれらの部分です。

これらは艦橋のこの位置にあります。イエローで示したパーツです。

貴重なキットですが思い切って甲板をカットしました。カット作業の際に込み上げてくる緊張と罪悪感と、そして感動が堪りません。笑

この下の長いパーツは艦橋のここにもあります。

ですがこのパーツは1つのキットに1つしかありません。ですのでこれは複製しました。

成形色が似ているので、複製品というより同じ物がもうひとつ手に入ったような気持ちです。

 

そしてこの【モノグラム ニミッツ】のパーツは他の箇所にも使われていました。

空母ニミッツにはエレベーターが4基あり、このモノグラムのキットでは2基が甲板のパーツと一体になっていて、残りの2基が別パーツになっています。

そのエレベーターのパーツを裏返すと、底面にはこのようなディテールがあります。

これを横長の帯状にいつくかカットします。失敗のリスクを無くすために複製した物をカットしました。

それがイエローで示したこのパーツになります。

当初私はこれらのパーツは、このような形状のパーツがあるのだろうと思って探していました。そしてずっと見つけられずにいました。この【モノグラム ニミッツ】のキットを手に入れ、たまたまこのエレベーターのパーツの裏面を見た時に「これだ!」と思ったのです。

この発見がどんなに嬉しいことか。この感動を理解して共感くれる人は、きっとこの世の中にはほんの僅かなのでしょうね。笑

 

てことで、スターデストロイヤー艦橋の創作を始めて1ヶ月。PCのモニターばかり見ていないで、そろそろベースの仮組みをしてみようかなと考えています。そうすることで修正すべき幾つかの図面の間違いが見つかるに違いありません。

ではまた。

 

追記:【タミヤ 1/700 アメリカ 航空母艦 エンタープライズ】のキットモデルはエンタープライズ(CV-6)で、その全長は約248mとのこと。

ご指摘いただいたymmt3bikeさん、ありがとうございます。間違いを疑ったタミヤさん、ごめんなさい。