マンディブルの穴メカ 解析と創作その2

突然ですけど、皆さんは映画『TENET/テネット』は観ましたか?

いつものように「『TENET/テネット』を観てきました」のタイトルで記事を書こうと思っていたのですが断念しました。ストーリーが難解過ぎて書きたい事がまとまらなかったのです。

女性科学者が主人公に「Don’t try to understand it. Feel it.」と言いシーンがありますが、もちろんこれってノーラン監督がこの映画を観ている人達に向けた言葉なのでしょうが、私には無理です。どうしても考え過ぎちゃうのです。笑

それはもうYouTubeに上げられている解説・考察のレベルを超えて考えてしまうのです。笑笑

例えば

映画の序盤でその科学者の手元に逆行弾が戻ってくるシーンがありますが、そのシーンだけでも「この時の逆行弾には下から上に重力が働いているの?」とか、「逆行弾が手のひらに戻っった瞬間、逆行弾の速度は0だから手のひらには弾が当たる感触はないはず。だから彼女は上手く弾を握れないのでは?」など。

序盤からこんな感じですから。後から考えるとこんな些細な疑問がもう次から次に浮かんでしまって、「あーこれって後4、5回見直しても理解出来ないわー」ってなってしまったのです。笑

て事で『TENET/テネット』のお話はこれでおしまい。Feel it !  Feel it ! です。笑

 

では前回の記事の続きです。

私が購入した【プラストラクト ブチレイトパイプ TBL-56】は素材がプラスチックの一種で、セルロース・アセテート・ブチレート(CAB)が主成分です。(と商品説明に書いてありますが何の事かよく分かりません。笑)

確かにプラスチックよりも若干柔らかいので加工がし易く、尚且つ肉厚なので逆に強度はしっかりあります。ただプラ用セメントが着かないので、作業は全て瞬間接着剤になります。

 

では「桶」の径は決まったので次はその深さの検証です。

相変わらず難しい図解でごめんなさい。色分けした各パーツの説明を箇条書きにしました。

・マンディブルの上下のベースパネル(イエロー)厚さ1.5mm

・補強装甲プレート(ピンク)厚さ0.5mm

・輪切りにしたブチレイトパイプ TBL-56(ブルー)上下幅12.0mm 、外径44.5mm 内径40.1mm

・ブチレイトパイプ TBL-56の片辺に貼る円形のプラ板、つまり「桶」の底面(グリーン)厚さ1.0mm

因みに穴メカの円形の窓の直径は36.0mmとしました。それぞれの数字はあくまでも目安で、実際の創作では0.2、3mmの誤差は普通に出ます。

で、図を見ていただくと分かる通り上下のベースパネル間の幅が26.5mmなので、桶の高さは最大13.0mmにしかなりません。

では実際にパイプを輪切りにしていきます。

(左)パイプの末端に幅12.0mmの帯状にカットしたプラ板を巻いて固定し、それをガイドにPカッターでケガいて、(右)次にそのケガいた溝に沿ってカッターノコでカットしました。

この同じ作業を繰り返すのは中々辛いものがありましたが、失敗する事もなく案外簡単に出来ました。(そもそも一度に全部カットする必要は無かったのですが)、画像では皆同じ物に見えますが幅12.0mmの輪切りの物が5個、幅13.0mmの物が3個あります。

幅12.0mmの物は円形にカットした厚さ1.0mmのプラ板貼り付け、桶の底面としました。

そして幅13.0mmの物の1個は【タミヤ 1/700 イギリス海軍 戦艦ネルソン】の甲板をカットした物をはめ込みC穴用の桶とし、残り2個は「マンディブルの穴メカ 解析その3」で書いています【ファインモールド 1/48 タイファイター】のソーラパネルを予告通りここにはめ込み、これでそれぞれA穴とB穴用の桶を作りました。

これで穴メカ用の8個の桶が完成しました。桶の底面までの深さは12.0mmとしていますが、これが必ずしも正解とは考えていません。創作の過程でこれが深過ぎると思えば、その時は削って浅くすればいいと考えています。

で、次回からは楽しい流用パーツの貼り付け作業を書いていきます。それにしてもこの桶作りだけで、こんなに長々と語るのって私ぐらいですよね。笑

では。