船体下面 右舷の穴メカ 解析と創作その4

9月に始めたこの『船体下面 右舷の穴メカ』の創作ですが、いつの間にかもう10月になってしまいました。その時に「投稿数を増やしたい」と書いたのはやっぱり嘘になりました。笑

前回の投稿は映画『アド・アストラ』の粗探しをする内容でしたので、この穴メカの創作は約2週間ぶりとなります。今回の投稿がこの穴メカの最終回となります。

 

さて、前々回の投稿でこの穴メカに流用されているパーツの解析をしましたが、この穴には他にも幾つかのパーツがあります。ですが、もうどうにも分からないのです!

わざわざ3色に色分けしてみましたが、真ん中のグリーンのパーツはこれが1つのパーツなのかそれとも2つなのかさえ私には分かりません。

ですので気持ちを切り替えてパイプの取り付け作業に移りました。

パイプはそれぞれの太さの違いを色で区別してみました。その前に、残りの①と②のパーツを私なりにこう判断してみました。

①は戦艦のアンテナで、画像のパーツは【タミヤ 1/700  イギリス 戦艦キングジョージ五世】の物です。これが正解と言う訳ではないのですが、このキットのアンテナはこの穴に他にも使われていますので、その残りが使われているのではと考えたのです。

②もこの穴に使われている【タミヤ 1/35 ドイツ Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】のパーツです。 (【4輪装甲偵察車 Sd.kfz222】にも同じパーツがあります)このパーツの上半分をカットするとちょうど画像にあるパーツと同じサイズになりますので、「もうこれで良し!」と判断しました。(適当)

で、パイプの太さは次のサイズになります。これは私がネットの画像から採寸したものですので、まぁ0.1〜0.2mmは違っているかも知れませんが。

③ 1.0mm、④ 1.4mm、⑤ 1.75mm、⑥ 3.0mm

 

それからこの『船体下面 右舷の穴』には失われたパイプがあることが分かっています。ESBファルコンが制作された当時の画像をネットで見つける事は非常に困難なのですが、微かに【スター・ウォーズ・クロニクル】の掲載写真でそのパイプの存在を確認することが出来ます。

イエローに色付けしたパイプが分かりますか? 印刷物をデジタル写真に撮るとどうしてもモアレが出てしまい見づらくなりますね。

ここにも写っています。隣のパイプから判断して太さは1.0mm程でしょうか。これらとは別に、ネットにある現在のESBファルコンの画像からもパイプがあった痕跡を見る事ができます。

 

オレンジで記したのはエアブラシでの塗装で出来たパイプの影です。、ピンクの矢印はパイプの接着跡で黒い地色が見えています。

そして私がもう1枚参考にしたのは、映画「新たな希望」の時に制作された『5feetファルコン』のこの穴メカの画像です。

この画像の箇所はESBファルコンが制作された同時期に改修が行われていますので、両モデルのディテールの見せ方やパイプの配置には共通点が多いのです。

この画像でイエローに色付けしたパイプ以外はESBファルコンとほぼ一致します。ですので、逆にESBファルコンにもこの失われたイエローのパイプがあったと判断出来るのです。

で、これが出来上がった画像です。

あれ、よく見ると矢印で記したパイプが5feetファルコンにはありませんね。て事で「ほぼ一致」と言う表現で逃げておきます。笑

 

と言う事でこの『船体下面 右舷の穴メカ』の創作はこれで一旦終了とします。不明のパーツが判明すれば、その時にまた追加作業を行いたいと思います。

前にも書いたと思うのですが、このパイプの創作に使用した真鍮線の光沢が好きではありませんので、久しぶりに「締め」の気持ちを込めてサーフェイサーを吹いてみました。

いやーやっぱりサーフェイサーのグレーで統一されると気持ちいいですね!

で、最後にもう1つ。流用パーツの紹介を忘れていました。【タミヤ 1/35 ドイツ パンサー中戦車】の履帯です。

では。おしまい。