油圧アクチュエータ 解析と創作 その2

アクチュエータの創作に随分時間が掛かっています。それぞれのパーツが小さい上に細かい加工がなされているので、老眼の私にはなかなか辛いものがあります。

アクチュエータ26個分の複製を作る為の、完璧な原型1個を作ろうとする考えがより創作を慎重にさせてもいます。

 

まず初めに【レベル 1/540 U.S.S. コーラルシー】の砲塔の加工をしました。小さなパーツですがかなり沢山の手が加えられています。

加工後のパーツの黄色く見える部分は事前に流し込んでおいた【タミヤ ポリエステルパテ】です。

また、矢印で示したこの部分ですが、パーツのままですとこの面はRになっているのですが、画像をよく見るとフラットな面に整形されています。

気付かなかったフリをしてそのままスルー。なんて事は出来ないので、ここもちゃんとフラットにしました。

失敗してもこのパーツは沢山あるので心配ないと考えていたら、ほんとに2回も失敗してしまいました。画像のパーツは実はテイク3の物です。笑

 

これは【ハセガワ 1/450 ドイツ海軍戦艦 テルピッツ】の砲身です。私は持っていない【ビスマルク】のキットにも同じパーツがあるようです。

これも4セットあるので加工を失敗しても大丈夫です。もっと失敗する要素はあまりありませんが。

 

ここまでの加工は問題無く進みましたが(2回も失敗してますけど 笑)手こずっているのはこの2つのパーツの加工です。

まずこれは【 タミヤ 1/35 イギリス戦車マークⅡマチルダ】のパーツです。元々は厚みのない物なのですが、画像の様に厚みを付けました。

ただこの面の角度にいちいち拘ってしまう自分の神経質さが辛いです。笑

次のこのチャコールグレーのパーツは【タミヤ1/35 イギリス陸軍中戦車チーフテン】です。このパーツにあるハッチクリップは同じ間隔ではありません。アクチュエータには中央のⒶの部分を使います。

ここに【マチルダ】のパーツを重ねる為にハッチクリップの一部を残し、他の部分は削る落としてフラットにしました。

そしてこの2つのパーツを重ねたのがこれですが

またまたこの重ねた角度にも拘ってしまう自分の神経質さが辛いです。笑(それなのにサーフェイサーの吹き方はメチャクチャ雑でした。笑)

では何故ここまでこのパーツの角度に拘るのかと言いますと、この角度によってこのパーツの両サイドに付く翼端板の形が大きく違ってくるからです。この加工に時間が掛かっています。

 

さて、その翼端板ですが、ネット等の情報から私は【タミヤ 1/25 ソビエト襲撃砲戦車 SU- 100 ジューコフ】のパーツを流用しようと考えていました。前の記事の最後にもそれを示す画像を載せました。

ですがよく検証してみると、ここに【ジューコフ】のパーツを使う必要性は低いと私は判断しました。右の鉤爪の様な形をした物がその【ジューコフ】のパーツです。

この画像1枚で判断してしまうのも良くないのですが、両サイドの翼端板の形状はこの画像を見る限りでは同じラインではありませんし、その両方共が【ジューコフ】のパーツのラインとも一致していない様に見えます。

それによく考えれば、そもそもこの【ジューコフ】のパーツは(1つのキットに8個あるのですが)その全部をファルコン船体の両サイドにあるドッキングベイに流用すると先に決めていました。

ですのでここは、この貴重な【ジューコフ】のパーツを加工してしまうよりも、プラ板でオリジナルのパーツを作り出す事に決めました。

そして【テルピッツ(ビスマルク)】の砲身と【マチルダ】のパーツを繋ぐこの部分も、結局何かのキットのパーツなのか解明出来ずじまいで、結果こちらも自作する事に決めました。

 

と言うところで! 今年2019年の投稿はここで終わりにしたいと思います。

このまま一気にアクチュエータの完成まで行きたかったのですが、残念ながら力尽きてしまいました。ですのでこの続きは2020年に持ち越しです。

 

私の頭の中には「ファルコン創作」だけではなく、ご存知の通り「AT-AT創作」もあり、こちらは頭部側面の皿型ドーム部分の創作も少しずつ進んでいます。

それから先日、随分前に手に入れて机の奥で眠らせたままにしていた【MGC モーゼル】を久しぶりに引っ張り出して眺めていたのですが、昔から考えていた「ハン・ソロ ブラスターへの改造計画」もそろそろ現実化させたいなと言う気持ちになってしまいました。

と言う事で、私の果てしないダークサイドの旅もまだまだ先は長い様なので、今後もどうかよろしくお願いいたします。

ではでは、良いお年を。