コクピットチューブ パーツ解析その1

昨日2月14日はバレンタインデーでした。

昨年のBB-8に続き今年カミさんがくれたのはこのR2-D2! 相変わらずのグッドチョイスです。まぁ確かに、カミさんの気持ちになって考えればこれで間違いでしょう。笑 脚部が無いのが残念ですが、この頭部の質感は中々いい感じです。

 

さて。前々回の記事で書きました、DeAGOファルコンで私が納得出来ない装甲プレートの溝の角度。コクピットチューブの反対側にも有りますのでこちらも改修しました。またチューブの縦に入っている溝も型抜きの問題でしょうか、かなり太く開いているので細くシャープにしました。

 

で、今回の本題はここから。このコクピットチューブの画像に何気にいつも写り込んでいる流用パーツについてです。

コクピットチューブは【週刊スター・ウォーズ ミレニアムファルコン】の発刊初期に付いてきたパーツですので、この部分の造作は随分以前に行っていました。その頃はここまでDeAGO ファルコンに手を加えようとは考えておらず、ただ単にパーツの付け替えだけを行っていました。それも今とは違ってかなりいい加減に。

このピンクで囲った箇所に【1/48 B-29 スーパーフォートレス】の照準器のパーツが付く事は分かっていたのですが、当時はまだキットを手に入れる事が出来ていなかったので、パーツの付け替え作業はこの箇所を残した状態で止まっていました。

ですが昨年秋に【モノグラム】のキットを手に入れる事が出来ましたので、やっとこの部分の造作を再開する事が出来ます。因みにこのキットは同一の金型から成形された物が【モノグラム】の他に、【レベル】【ハセガワ】と複数のメーカから販売されています。

探せば探すだけ次々に見つかります。デカールが違う程度で、パーツ自体はどれも同じです。この他にもまだまだあります。

 

【B-29】の機体には銃座が4箇所あるのは事前に調べて知っていたので、このキットにもこの照準器のパーツが4つあるだろうと予想はしていました。ただキットを手に入れてこのパーツを確認してみると、細部のディテールがそれぞれ微妙に違う事が分かりました。

画像に記載した数字はパーツナンバーです。左のNo.58のパーツはオレンジの部分に押し出しピンの跡だと思われる丸い穴が2つあります。真ん中のNo.128はピンクの部分に丸い突起があります。右のNo.73はイエローの部分が四角です。

それぞれの裏面はどれも似たディテールをしています。照準器の下部にアームの様な物がそれぞれ違う形で付いていますが、パーツを流用する際にこの部分はどれも切り落とされています。

因みにこの【B-29】のパーツは他にもコクピット内やマンディブル等に流用されていますが、それらを調べてみるとESBファルコンにはどうやらこのキット1つ分のみのパーツが使われている様です。つまりこのキットを複数手に入れたり、もしくはパーツを複製する必要はないと言う事です。ありがたい。

この照準器のパーツはコクピット周辺だけに3つも集中して流用されています。では、どのパーツが何処に使われているのか。解析しました。

まず、ノーズコーンの先に付くパーツは押し出しピンの跡がありますのでNo.58のパーツである事が分かります。

 

次にコクピットの頭上にあるパーツには丸い突起がありますのでNo.128のパーツでしょう。このパーツのアームは既にカットしています。

 

ですので残りのパーツはNo.128とNo.73のどちらかとなる訳ですが、画像を見るとカットされたアームの付け根の形状やパーティングライン等からNo.73のパーツで間違い無いでしょう。

て事で、残ったもう1つのNo.128のパーツは他の何処かに使われているのでしょうか?

次回は久しぶりにコクピットチューブの残りの箇所に付く、流用パーツの解析をしてみます。では。