えー 皆さん、ご無沙汰しております。本当に久しぶりの投稿です。
7月は大変仕事が忙しく、ブログを更新するどころかファルコンに触れる気持ちの余裕すら無かったので、長くお休みをさせていただきました。
なんせこの1ヶ月間は帰宅時間がいつも夜の12時を越え、そのため睡眠時間も4時間程度しか取れない日々が続き、休日も2日返上して働いておりました。笑
あっいや、笑い事ではないですね。
で、その仕事も無事に一山を乗り越え、やっと今日はのんびりとした休日を過ごしています。いやーめでたしめでたし。
と言う事で、ファルコンについて書くネタがありませんので、投稿のタイトルでもお分かりの様に今回は久しぶりにAT-ATの記事を書きたいと思います。ファルコン創作の合間に時々行っていたAT-AT創作のネタを1つにまとめたものです。
創作していたのはAT-ATの臀部(お尻)です。
以前の投稿で、ここにある【タミヤ 1/35 ドイツ Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】のパーツの記事を書いた時からずっと創作したいと考えていました。
なんせ私はこの【Sd.kfz223】のキットを大量に持っていまして、このパーツを目にする度に創作意欲が沸いてくるのでした。笑 AT-ATのお尻創作の為に2つのパーツを使用しましたが、まだまだ残ったパーツで「プロボット用ハイパースペースポッド」が作れそうです。
【Sd.kfz223】の車体パーツの下半分(ピンク部分)は当初何かのパーツの流用なのかと考えていましたが、よく見ると造形が今ひとつ甘いので、これはきっとILMスタッフによるオリジナルの創作だと判断しました。海外のモデラーの方々も皆んな自作されています。
ですので私も自作する為にいつもの様に図面を書きました。
これをプリントアウトして【Sd.kfz223】のパーツに実際に貼り付けてみたのがこれです。
この角丸長方形の窪み(3つ上の画像のグリーン部分)の側面に使える半円のパーツがないかと手持ちのキットを探してみたところ、偶然!?にも図面と0.1mmの違いもないぴったりのパーツがありました!【タミヤ 1/35 ドイツ Ⅲ号戦車】の砲台の部分です。この部分を自作する手間が省けるのはとてもありがたいので躊躇なく切り取りました。
そして作った角丸長方形の窪み部分が右の画像です。
これを【Sd.kfz223】のパーツに接着し、下部のカーブした部分にポリエステルパテを盛ろうと考えたのですが、しばらく使っていなかったパテが劣化していて使えそうになかったので無理矢理タミヤパテで代用しました。
それでも地道に何度かに分けて「盛る・削る」を繰り返した所、なんとか画像の様に綺麗に仕上げる事が出来ました。
このお尻部分に【Sd.kfz223】のパーツが2つ必要だったのは、この車体のメッシュ部分が2重になっているからです。なぜこの様な創作をわざわざ加えたのかは分かりませんが、【スター・ウォーズ・クロニクル】にもちゃんとその写真が掲載されています。
なかなか贅沢なパーツの使い方ですが、【Sd.kfz223】はいっぱいありますからへっちゃらです。笑
お尻のベースが完成しましたので、次はこの窪みの中に入るパーツの解析と創作です。
因みに記事の頭に掲載しているAT-ATの画像の、この窪みのパーツは逆さまに付いています。ネットではこの状態の画像が多く拡散されていますので、もはやこの状態の方が正しいのではないかと思ってしまいます。笑
この部分の上半分を占めるパーツは【タミヤ 1/35 ソビエト T34/76 戦車 1942年型】の砲台です。
【1942年型】と詳しく表記した理由は、これが例えば【1943年型】だと砲台が全く違う形状をしているからです。
気が付けばESBファルコンのパーツを解析しているせいで、スター・ウォーズとは全く関連性のない大戦時の戦車や軍艦等に妙に詳しくなっていますよね。
今秋公開のロシア映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のタイトルを見ても「『T-34 』だけじゃあ、どの型の戦車か分かんないよー」なんて偉そうなツッコミが入れられる様になっています。笑
ところでここに使われている【T34/76 1942年型】のパーツは、他ではあまり見ない特殊な流用のされ方をしています。
と言うのは、スター・ウォーズの撮影用モデルに流用される場合、パーツはほぼ単体で使われるのが殆どで、この様にある程度組み立てられた物が使われるのはとても珍しい事なのです。
この【T34/76 1942年型】のパーツは、実に4つのパーツから成っています。
その他に流用されているパーツは、下の画像の右2つが【T34/76 1942年型】をはじめ、多くのロシア戦車キットにあるお馴染みのパーツです。ESBファルコンにも使われています。
左のイカつくてカッコいいパーツは【タミヤ 1/35 イギリス戦車 チーフテンMk.5】で、このパーツはESBファルコンには使われていません。
そして【T34/76 1942年型】の上部に付いているのは【タミヤ 1/35 ドイツ マルダー1A2ミラン】のパーツです。
このパーツは車体と一体成型なので切り出すのに苦労しました。ILMスタッフってたまにこんな変な拘りを見せますよね。笑
窪みの中に収まるパーツは偶然にも成型色がどれも同じチャコールグレーなので、無塗装のままでも統一感があってとてもカッコいいですよね。ピンクの矢印は【タミヤ 1/35 ドイツ 4輪装甲偵察車 Sd.kfz222】のパーツです。
最後に、残念な事にこのピンクのラインで囲ったパーツが解析出来ずにいます。ご存知の方はいらっしゃいますか?
で、最後は恒例のサーフェイサーを吹いて【バンダイ 1/144 AT-AT】のキットと並べてみました。バンダイのキットは 【Sd.kfz222】のパーツが省略されています。
と、ここで面白い事を思い付きました。この2つを同じ大きさにして並べてみたらどう見えるのか。
結果は、同じ物が2つ並んでいるだけの画像に見えます。笑 改めてバンダイさんの再現力の高さに脱帽しました。
ところでこのAT-ATの臀部の創作ネタはまだ続きがあります。
次回の記事も勝手ながら、ファルコンではなくこのAT-ATを書かせていただきます。ごめんなさい。
蛇足ですが、「プロボット用ハイパースペースポッド」を創作するには【Sd.kfz223】のパーツがなんと5つも必要です!