マンダラ左側のパーツの貼り付けと解析が一通り済みましたので、次にこのピンクで記した凸凹のプレートの創作をします。
ただ、前の記事でも書きましたが、マンダラに付くパーツの全ての位置がお互いに相関関係にありますので、このプレートの位置を決めるには、ブルーの丸で囲った『燃料供給圧力安定機』の基部の位置を気にしなくてはいけません。かなり大きな割合でこの凸凹のプレートに被っていますから。
そしてそれにはまず、イエローのラインで記した『推力偏向板』のモールドの正しい位置を先に決めなくてはいけません。
「正しい」と書いてる時点でDeAGOファルコンの『推力偏向板』の位置が間違っていると言っているようなものですが、検証していくとこれがまた半端なくズレていることが判明したのです。笑
話は前後しますが、まず『燃料供給圧力安定機』基部を創作をします。
ここには【ハセガワ 1/72 ドイツ 600ミリ自走臼砲「カール」貨車付】と【タミヤ 1/35 イギリス戦車マークⅡマチルダ】のパーツが使われています。これらのパーツの大きさは決まっていますので、先にこれらを用意して位置決めの基準にしようた考えたのです。
真ん中の【マチルダ】のパーツを挟んで両側に付く四角い形をしたのが【カール】のパーツです。
このパーツは600mm自走臼砲「カール」を持ち上げるクレーンで、この大きな パーツのほんの一部だけが使われています。
これがファルコンの噴射口の上下に複数必要になりますので、もちろん複製することにしました。
今まで記載していませんでしたが実は『排気口ダクト』の複製を行う際に、先に書いた【エアフィックス1/144アポロサターンV】の半丸棒のパーツと、この【カール】のパーツも同時に複製していたのです。
更に細かく解析しますと、噴射口上下にある8つの【燃料供給圧力安定機』のうち、上面マンダラの内側2つの基部だけはこの【カール】のパーツが裏返しに使われているようです。しかしここにわざわざ複製したパーツを使うのはとても勿体ない事ですので、同じ形にプラ板をカットして代用しました。2つ上の画像の下段のパーツがそれです。
ネットの画像を見て割り出した『推力偏向板』それぞれの横幅は、マンダラの外周で約35mmになりました。これを中央揃えで鉛筆でマーキングしていくと両端でこんなにズレができました。
ピンクが元のDeAGOファルコンの『推力偏向板』のモールドのラインです。
ですので私は躊躇なくここを更地化しています。その際この箇所の高さが足りないと判断しましたので0.5mm厚のプラ板を貼って高さを作りました。
DeAGOファルコンのモールドのままでは、右の【カール】の四角いパーツが【タミヤ 1/35 ドイツ Ⅲ号戦車】のアーマープレートの左端と重なってしまっていたのですが(ピンクのライン)、この『推力偏向板』の幅を修正する事でESBファルコン同様に2つのパーツに隙間がちゃんと出来ました。
それからまだ後の創作になるのですが、『推力偏向板』のアクチュエータに使われていると思われる【タミヤ 1/35 イギリス戦車マークⅡマチルダ】のパーツもこれで綺麗に収まりそうです。DeAGOファルコンのモールドのままではこのパーツの両端をカットしないといけませんでしたので。
更地化することで色んな問題がこれで解決しました。これでやっと記事の初めに書きました凸凹のプレートの創作に取り掛かる事が出来ます。
つまり今回の記事はこの凸凹のプレートの創作を始めるための長い前書きでした。笑
続く。