今回の記事はいつものDeAGOファルコンの創作から大きく脱線します。
先日仕事終わりにヨドバシカメラに寄って、貯まったポイントを使ってまたまた買い物をしてしまいました。【バンダイ 1/144 AT-AT】です。
このキットは小さいながら撮影用モデルのプロポーションや流用パーツを限りなく正確に再現していますので、私の野望である『AT-ATの創作』を進める上で採寸等に必要なキットだと考え、以前からずっと欲しいなと思っていたのです。
て事で、つまりこのキット自体を作る気は今の私には全くありません。笑
まぁ、デアゴスティーニを100冊も買って、そのパーツをちっとも使わないと言う愚行よりも遥かに罪は軽いでしょう。笑笑
それで箱を開けてパーツを眺めていたのですが、これがまたとんでもない再現度なのです。
中でも私が一番呆れた(いやいや、感動した)箇所がここです。
AT-ATのお尻の部分。流用されている【タミヤ 1/35 ドイツ Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】のパーツの裏側です。
ここはネットの画像を見ても何のパーツが使われているか暗くてはっきりせず、海外のモデラーの作例を見ても皆んな違う解釈をされていますが、それをバンダイのこのキットははっきりと【 Sd.kfz223 無線指揮車フンクワーゲン】(または【Sd.kfz222 4輪装甲偵察車】)のボディだとしています。
更にお分かりの通り、ここは組立の過程で完全に見えなくなってしまう箇所なのにこの無駄にすごい再現度!
あ、これ褒めてます。バンダイさん凄い!
上の2枚の画像を見比べると、実際のパーツの大きさは全く違うのですがその違いを感じさせませんよね。
それから、今の私はファルコンのパーツ解析で目が肥えていますので、次から次に「このパーツは〇〇のキットの物だ」と判断ができ、もうAT-ATのパーツ解析が楽しくて仕方がありません。
例えばこのグリーンの箇所。以前の私でしたらこの取り留めもないディテールが何のパーツなのか見当も付かなかったのですが、今ではこれが【ROCO 1/87 ゲパルト自走対空砲】のボディの一部だと分かりますし、ブルーのパーツが【タミヤ 1/35 アメリカ対空自走砲M42ダスター】の物だとも分かります。
それに何より嬉しいのは、例えば【タミヤ 1/35 西ドイツ レオパルド中戦車】や【タミヤ 1/35 イギリス戦車 チーフテンMk.5】等は、ESBファルコンでは1つのキットで流用されているパーツがほんの1つだけの場合もあり、コスパがとても悪いなーと思っていたのですが、AT-ATにはそれらのキットのパーツが大量に使われている事です。
2つ上の画像のピンクの部分が【タミヤ 1/35 ゲパルト 西ドイツ対空戦車】のボディで、その下のオレンジの部分が【チーフテンMk.5】のボディです。
前にも書いた覚えがありますが、同じ時に同じILMの工房で作られていたESBファルコンとは流用されているキットとのシンクロ率がとても高く、且つ使われているパーツ自体の被りが低いのも嬉しい限りです。
と、まぁそんなこんなで、今日1日AT-ATの流用パーツ解析にどっぷりハマってしまい、DeAGOファルコンの創作が全然進んでいませんよってお話でした。笑
また時々このAT-ATの解析と創作を挟んできますので、予めご了承くださいませ。