前回の記事の最後で予告した通り、今回から脱出ポッドの塗装について書いていきます。
実は私が当ブログで塗装に関する記事を書くのは初めてなんですよね。今までいろんな創作を続けてきていますが、どれも塗装まで辿り着いたことが一度もないのですよ。笑
それで今回塗装をするにあたって、もはや遺跡と化していた塗装ブースやエアブラシなどの環境を整え直し、更に塗料なども再度買い揃えなければいけませんでした。そしてなにより、それらの整え作業をするために、まずは部屋の掃除と断捨離から初める必要がありました。笑
で、ここから本題。
まずはポッド全体に【クレオス 黒サーフェイサー1500】1缶をまるまる吹いて、真っ黒な下地を作りました。
と、当たり前のように書きましたが、この黒の下地塗装って、特にする必要って正直ありますかね? 塗装した後にふと考えてしまいました。
「スターウォーズの撮影モデルは全て黒く塗られている」のは事実のようですが、それは撮影時にライトを遮光するために施されているものですからね。それを再現しても実物のモデルに忠実な塗装ができる訳ではないような気がします。
とは言え、これはもうスターウォーズの撮影モデルに対する忖度のようなものですかね。取り敢えず黒くしなきゃって気持ちでやっちゃいました。笑
ただ一言で済むほど、黒くするのは簡単なことではありませんでした。上の画像を見てもらえれば分かると思いますが、私が所有しているクレオスの塗装ブースよりもポッドの方が大きくて、当然ながら黒サーフェイサーの飛散を全て吸い取ってくれるほどのパワーは持っていないのです。
それで実は塗装途中で仕方なく近所の公園までポッドを持って出掛け、人目を避けながらこっそりサーフェイサー吹きを強行してしまいました。笑
そして次にベースとなる機体色を塗装するのですが、正直何色を塗れば良いのかが分かりません。
そこで私は、書籍【スター・ウォーズ モデリング アーカイブ Ⅱ】に掲載の、どろぼうひげさんの【バンダイ 1/72 ミレニアム・ファルコン 】の製作記事と、バンダイ ホビーサイトにアップされている高橋清二さんの『ミレニアム・ファルコン 制作指南書』の記事を参考にさせていただきました。
https://bandai-hobby.net/sw/jp/special/millenniumfalcon_building_guide03.html
私の想像ではありますが、映画『新たなる希望』制作の際、5フィートミレニアム・ファルコンと脱出ポッドはほぼ同時に作られていたはずです。なのでそこに使用されたモデル用の塗料は同じ物だったのではないかと思うのです。それでこのお二人がファルコンの機体色に何色を選択されているのかを調べてみたのです。
そしてそこで見つけた共通点は、機体の基本色に「グレー」ではなく「ホワイト」を選ばれていることです。他の多くのモデラーが「グレー」を塗られている中で、お二人のカラー選択に私は共感しました。
とは言っても「グレー」と「ホワイト」の境目なんて、はっきりとラインを引いて分けられるものではありませんので、取り敢えず自分が想像する機体色を色々と揃えてみました。
ymmt3bikeさんがコメントで教えてくださった【AS-20 インシグニアホワイト】は、残念ながら私が足繁く通うヨドバシカメラには、ビン入り塗料がありませんでした。
それでインシグニアホワイトに近いアイボリー系ホワイトを自分なりに調合して塗り重ねてみたのですが、下地の黒サーフェイサーが影響してか、かなり青く見えるグレーになってしまいました。
正直これだったら最初からグレーのサーフェイサーを吹けば良かったのかなぁ。笑
て事で、続く。
お世話さまです。
ファルコンのように表面を削ったことにより、下地のサフェイサーと遮光のブラックが露出した状態を再現する場合はブラック下地は有効だと思います。が、脱出ポッドの場合は積極的な理由はないかもしれませんね。
それにしても、イメージと程遠い色味になってしまいましたね。これに暖色系の汚し塗装を施すと残念なことになりそうですよ!?
今一度、つや消しホワイトまたはグランプリホワイト等で重ね塗りした方が「吉」だと思います。
失礼ながら、これを「天は二物を与えず」と称するのでしょうか?
立体物としては、トンデモナイ存在感ですね。博物館に展示されていそうな雰囲気がスゴイですね。
それでは!!
こんにちは ymmt3bikeさん。
まぁ、ブログで文字にするほど実際はそこまで青くはなってはいませんから。
「久しぶりの塗装」と言うよりも、そもそも経験が少なくて。スキルが足りていません。
それでも悪戦苦闘して塗り重ねているうちに、なんだかいい味が出てきたところです。笑