脱出ポッドボディ後部の創作を始めました。
中央の白い大きなパーツは【エアフィックス 1/144 アポロ サターンV】です。そしてそれに付くチャコールグレーの小さなパーツは
【ハセガワ 1/700 アメリカ海軍 航空母艦エセックス】です。このキットは昨年4月に投稿しました『タイ・アドバンストX1 パーツ解析 その5』の記事内で紹介しています。
つまりこの時から漠然とではありますが、既に脱出ポッドの創作を考えていたのです。
さて、早々にパーツの幾つかを取り付けましたが、この作業は一旦これで終わりです。と言うのも次に取り付けるパーツを私が持っていないからです。笑
ピンクで示したパーツ。ボディ後部を構成するパーツの中で最も重要とも言えるこの大きなパーツは【オーロラ 1/93 シーラボIII】です。
これはもはや伝説と化しているキットですね。過去にヤフオクに出品されたことがありますが5万円で落札されています。勿論私は持っていません!
レジンの複製キットが現在販売されていて、金銭的に頑張れば手が出せる価格ではありますが私は頑張ることが出来ません。笑 なので頑張って自作することを選択しました。
幸いにも「Escape pod」で画像検索すると、沢山のこのパーツ画像を見付けることが出来ました。そこから形状やサイズを割り出しました。
当初1つを精巧に作り、それを複製する考えでいました。ただ最初の1つの完成度がイマイチで、もう1つを作ってみたらそれもイマイチで。笑
それで3つ目を作っている時点でもう複製する気も無くなりまして。4つ全てを作り終えて改めて見てみたら、自分で言うのも何ですが、これが中々どれもまぁいい出来だったのです。笑笑
そして次に自作したのがこのパーツです。
この画像からは正確なパーツの形状が見えませんね。このパーツは新しく出来た海外の友人から教えてもらいました。
【MAX 1/35 M1-A2 155mm 榴弾砲】です。こんなキット、人に教えてもらわない限り自力で見付けることなんて不可能でした。ネット検索したところ確かにありました。
このキット。上の外箱の画像からして海外の物のように見えますよね。ところが今回この記事を書く為に調べてみたら、このキットは日本製でした。
1970年代初頭に誕生し消えていった幻の模型メーカーMAX社。驚くことにあの日本アニメ界の巨匠大塚康生さんが企画部長をされいたそうです。何者なんだ大塚さんて!? 笑
ただここで疑問に思ったことは、こんな無名のメーカーのキットを何故ILMのスタッフは手に入れることが出来たのか。70年代後半にアメリカ国内に流通していたとは思えません。
さらに調べてみたらその謎が解けました。MAX倒産後その社の金型の幾つかは海外に渡ったようです。ILMのスタッフが手にしたのは多分このキットだと思われます。
で、このキットも私は持っていませんので自作しました。沢山ある手持ちのキットの中から、サイズに合った大小のドーナツ状のパーツを見つけ、無理矢理合体させました。
丁度これを作っている時に、偶然にもマックス社のキットがヤフオクに出品されました。どうしようかと迷ったのですが、自作したパーツがこれまたいい出来でしたので入札するのは辞めました。
と言うことで、何だか今回の記事は自画自賛ばかりしていますね。笑 改めてボディ後部のパーツを解析すると持っていないパーツばかりで、しばらくパーツの自作が続きます。
ではまた。