『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』予告映像を見て

うちのカミさんの「私も観たい」の一言に乗っかって、先週末に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2回目の鑑賞をしてきました。

2回目だとまた新しい発見があって充分楽しむことが出来ました。ボンドの恋人マドレーヌは裏切り者なのか、そうではないのか。それを知った上で観ると、1回目の鑑賞とは全く違う感情が湧いてきて、オープニングタイトルが出る前にすでに泣きそうになりました。笑 (これってネタバレになりますかね?)

その感動に引っ張られてこれ以上本編の内容を語ってはいけませんので、誰もが観ることのできる『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の劇場公開時の予告映像の中で、私が感じた「ユーモア」について今日は語らせてもらおうと思います。多分多くの方とは「笑いのツボ」が違っているとは思いますが。笑

 

まずは本作品のオープニングシーンを飾る「アストンマーティンDB5」から。

前作『スペクター』のラストから続けて登場する、『007』シリーズの中で最も人気の高いこのボンドカーのガジェットの1つが、フロントウインカーから飛び出す30口径マシンガンです。

これは1964年公開の『ゴールドフィンガー』の画像ですが、このガジェットは『スカイフォール』で再び登場しました。

それが『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で3度目の登場をするのかと思いきや

全く別物のガトリング砲がヘッドライトから出てきたのには笑わせてくれました。

緊迫したシーンでの登場なのでそのまま受け入れてしまいましたが、これって明らかなウケ狙いのサプライズですよね。私はこのシーンを劇場の大スクリーンではなく、自宅のPCの画面で先に見てしまったことを後悔しました。

サイドインテークからばら撒かれる薬莢も私にはツボでした。「そんなとこから出るんだ!」って。

 

次はここです。グライダーに乗り込んだボンドと、新たに00(ダブルオー)エージェントになったノーミの会話も凄く良かったです。

グライダーがグローブマスターIIIから発射される直前のそのタイミングで、答えが分かっているのに敢えて真顔で「操縦できんの?」と尋ねる意地悪なボンドに対して、「No」ではなく「Nope」とタメ口で言い返すノーミが素晴らしい。いい関係です。

それでもちゃんと乗りこなすノーミが00エージェントらしくてカッコいいのです。が、そもそもシリーズ中最高にカッコいい秘密兵器を、シリーズ最後にして敢えて操縦しない主役のボンドにツボったのは私だけでしょうか。

最高の見せ場なのにただ鎮座しているだけのボンド先輩。笑

さらにグライダー発射を見届けるQがパジャマ姿ってのも笑えます。(パジャマが分かるように画像の明度を上げています)

最後のミッション突入で緊張が高まる場面で、敢えてジョークを挟んでくるセンスが『007』らしくていいですよね。

 

で、ここから話は少し変わりますが。そもそもクレイグ版ボンドシリーズに「ユーモア」を与えてくれたのは、このQの存在が大きく貢献していたと私は思います。

Qを演じるベン・ウィショーって俳優を私は『スカイフォール』で初めて知ったのですが、すぐに彼のファンになりました。彼とボンドの関係は「同僚」以上のものが感じられていいですよね。笑

 

今回こんな記事を書いたのには理由があります。Qと同じインドアな私は、彼のように自分のデスクの上を飾るアイテムとして、ずっと前から欲しいと思っていた【Wild & Wolf】のマグカップをとうとう買ってしまったのです。笑

『スカイフォール』の公開から9年目にしてやっと。今更ですね。

但し私は「Q」ではなく「Koshi50」の頭文字の「K5」にしましたが。

イギリスで見つけたこのマグ自体の金額は2,000円だったのですが、国際送料がその3倍も掛かってしまいカミさんに凄く馬鹿にされました。笑

今日はこれで温かいミルクティーを飲みながら『中型ブラスター砲』の創作を進めております。高価なマグなので使った後は必ず自分で洗おう。

ではまた。