何の根拠もなく、今回解析する箇所はここに決めました。ここは以前に一度解析をしています。今回はこの時の内容と重複する部分もありますが、改めて解析します。
①【タミヤ 1/35 ドイツ Ⅲ号戦車】
②【タミヤ 1/700 戦艦 大和(旧版)】
③【タミヤ 1/35 イギリス戦車 チーフテンMk.5】
④【タミヤ 1/35 陸上自衛隊61式戦車】
⑤【タミヤ 1/35 西ドイツ レオパルド中戦車】
⑥【タミヤ 1/35 ドイツ マルダー1A2ミラン】
⑦【タミヤ 1/20 タイレルP34 シックスホイーラー】
⑧【タミヤ 1/35 ゲパルト 西ドイツ対空戦車】
⑨【ハセガワ 1/72 ドイツ列車砲K5(E)レオポルド】
では今回も、解析作業を進めている中で気付いたことを幾つか書いていきます。まずは⑤【レオパルド中戦車】のパーツです。画像左の【バンダイAT-AT】キットのピンクで囲んだ部分ですが、不自然にパーツの一部がカットされています。
で、実際のパーツを見ると、理由は分かりませんが確かにカットされています。【レオパルド中戦車】にはこのパーツが2対ありますが、このことからAT-ATに使われているパーツはA12とA13であることが分かります。
それから更に、重箱の隅をつつくような細かい話をしますね。笑
これは⑥【マルダー1A2ミラン】のリヤゲート周りのパーツですが、AT-ATにはこのイエローで囲んだエアグリル?部分がカットされて使われています。
そしてこのグリルには24のラインがあるのですが、右端から15番目のラインの部分までがカットされて使われています。んー細かい!笑
この話には続きがありますが、それはまたいつかしたいと思います。
⑧【ゲパルト】のパーツは元々こんなに大きな物なのですが、使われるのはいつもカットされたこの部分だけです。これはご存知ESBファルコンにも使われていますね。
そして以前にも紹介しました⑨【レオポルド】のパーツですが、なぜこの部分だけをカットして使ったのか。本当に不思議です。笑
そしていつものように、実際のパーツを並べてみました。
と、いつもならここで終わるのですが、まだ1つ解析していない箇所がありました。【バンダイAT-AT】では省略されているこのピンクで囲んだ部分です。
この部分に使われているパーツが何なのか、自信を持って紹介は出来ません。ただこの形に極めて近いパーツは見つけました。
上のパーツは【タミヤ 1/35 アメリカ陸軍M60A2チェロキー戦車】
下のパーツは⑥【タミヤ 1/35 ドイツ マルダー1A2ミラン】です。
このパーツの裏面を見ていただくとお分かりいただける思いますが、いかがでしょうか。特に【チェロキー】の中央のパイプ部分は、私が採寸した限りではほぼこれに間違いないのではないかと思える程、サイスがぴったり合致しています。
てことで、AT-ATのパーツ解析はまだまだ続きます。
お世話さまです。
バンダイ・キットのAT-ATは再現度が高く、立体見本に出来そうだと思ってましたが、再現できていない部分もあったのですね。
その部品の目途を見付けるなんて流石ですよ!?
61式戦車の部品も以外に使われてますね。
それでは!!
こんにちは ymmt3bikeさん。
SW撮影用モデルに使われている61式戦車は旧版のキットで、パーツによっては細部のディテールが違うと教えてもらいました。
それでその旧版を探して、やっと見つけたらとんでもない値段でした。笑
またいつか奇跡の出会いがあることを願っています。 あいや、ないかな。
お疲れ様です。
中央のリングはてっきりプラストラクトの1インチパイプかなと思っていました。
外径、肉厚を教えていただけると助かります。ここだけのためのM60A2を手に入れるのは私には敷居が高いので。
こんにちは 健太のパパさん。
【M60A2チェロキー】のリングのサイズは、外径24.0mm 厚み1.6〜1.75mm です。
厚みは測る位置でほんの僅かに変わります。
私も初めに【プラストラクト】のパイプではないかと思ったのですが、これに近いサイズの物は見つけられませんでした。
逆にネットの画像から採寸したこのリングのサイズは、【M60A2チェロキー】の物と外径・厚み共に1mmも違いませんでした。
単純な形状なので、これに近いパイプを加工すれば自作できるだろうとは思うのですが、
【M60A2チェロキー】のこのパーツは、ファルコンやタイファイター等には流用されてはいないようなので
AT-ATの創作をする際はこのパーツをカットして使おうと思っています。いつになるかは分かりませんが。笑
koshi50さん、ありがとうございます。
ベースのグリーブルを作る際、この部分は自作しようと思います。
M60A2が安く手に入れば別ですが。
ところで、バンダイではヒップジョイントスリーブ一体モールドのため段差が丸ごと省略されているようですが、このベースの面の左右にはM113またはM577のエプロンガードがボディプレートにオーバーハングするように取りつけられています。ヒップジョイントのための切り欠き円の約1/3くらいまで幅をとってトリムされているはずです。クロニクルの写真ではジョイントが外されているのでスリーブがないため段差が確認できると思います。同様に省略されているものとしてニョキッと斜めに生えているエキパイのような部品、こちらも捜索中です。
こんにちは 健太のパパさん。
寄る年波のせいかカタカナ語の理解が乏しいのですが、健太のパパさんがおっしゃっている段差とは、きっとこのイエローの部分のことですよね。
ここに段差があるのは認識していましたが、まさかM113等のパーツだとは思ってもいませんでしたのでスルーしていました。
確かに段差の幅を採寸したところほぼ合致しました。情報提供ありがとうございます!
それと「エキパイのような部品」とは、ピンクで囲ったパーツのことですよね。
まるでエッシャーのだまし絵のようで、この部分が突起している物なのかも私にはよく分からないです。
厚かましいお願いですが、更なる情報をお待ちしております!