右舷トラクタービーム投射装置 創作その2

DeAGOファルコンとESBファルコンの画像を見比べるとトラクタービーム投射装置の位置がかなり飛び出しいるのが分かります。

ではESBファルコンのこの投射装置のある位置は奥まっているのか言うとそうではないようです。(下の画像 ピンクのライン)

DeAGOファルコンのこの箇所のディテールは全体的にボリューミーで、それに比べESBファルコンのそれは厚みがなくスッキリとしています。(ブルーとイエローのライン)

それを考慮しシャーシーを削る等の調整を繰り返していたのですがここで新たな問題が発生しました。

どうも上下の幅が窮屈で投射装置がうまく収まらないのです。自分の創作に間違いがあるのではと考えたのですがそうでもないようです。

検証した結果、このDeAGOファルコンのクチバシ全体の厚みが足りないことが分かりました。

クチバシの外側の面のディテールを実際の流用パーツと比較してみました。

黒く見えるのが流用パーツです。DeAGOファルコンのディテールはクチバシの幅に収まるように1つ1つの上下サイズが短くなっています。その差は約2mmです。

今後この箇所のディテールを付け替える際に、この幅に収まるように流用パーツ1つずつを加工するのはナンセンスな作業です。ここは間違いに合わせる努力をするのではなく間違いを解消する努力が必要です。

と偉そうに書く程のことではありません。外殻フレームと外殻プレートの間に2mmの幅を作くってあげればいいだけです。

初めはフレームとプレートを留めるネジ穴にスペーサーとしてワッシャーをただ挟めば良いかと考えたのですが、フレームとプレートの間に隙間を多く作るとプレートの強度が落ちたり、後で歪みが出ないかと心配になりましたのでフレーム全体にエバーグリーンを貼り付ける方法を考えました。

地味な作業ですがこれで密着度は保たれました。エバーグリーンは0.75mm厚の物を使用しました。この作業を上下のフレームに行い、合わせて約2mm弱の幅を無事作ることが出来ました。

この増幅によって今後他の色んな箇所で辻褄合わせが発生しそうですが、その都度対処していくことにします。