船体下面の創作とパーツ解析 その12

今日は「推力偏向板」の続きです。13枚並ぶ偏向板のディテールを創作します。

設定では一枚一枚が独立していて、それそれがアクチュエータによって稼働します。

ずらっと並んだこの無骨なアクチュエータが、私の様なオジさんにはすごくリアルに感じるのですが、きっと今の若いモデラーの方にはこんな発想は無いでしょうね。

映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で、この「推力偏向板」が動くシーンが一瞬ありましたね。この細かい演出がすごく「カッコイイ!」と思えてしまいます。

但し! ESBファルコンでは単なるプラ板の様な物を貼り付けて表現されているだけですので、勿論私もそうします。笑

 

当時のILMスタッフは直接ESBファルコンからサイズを手で測って切り出しているのでしょうが、(上から2板目の画像をよく見るとかなり不揃いです。笑)今は便利なPCソフトがありますのでそれを使って作図しました。

今回も私が作図に使ったソフトは、いつもの使い慣れたイラストレーターです。これを2枚プリントアウトして、1枚は輪郭をカットしてスプレーのりでプレートに直に貼り付けました。

次にこれのプリントされたラインに沿ってカッターを走らせ、プレートに薄くガイドのライン付けをしました。

 

そしてプリントアウトしたもう1枚は0.5mm厚のプラ板に貼り、ラインに沿ってカッターで1枚ずつカットしました。

これをプレートに付けたガイドラインに合わせて貼り付けていくのですが、この作業を13回繰り返すときっと気が滅入ってしまうだろうと思い、先日買った『ブレードランナー2049』のBDを見ながら気楽に作業をしようと考えました。

ところがまぁ予想はしてはいたのですが、案の定真剣に見入ってしまい全く手が進みませんでした。笑

で、貼り終えたのがこれです。

自分なりに丁寧に創作した為、思っていた以上に時間が掛かってしまいました。その割に近くで見ると案外不揃いです。笑

当時のILMスタッフの皆さん、バカにしてごめんなさい。