またまたDeAGOファルコンの記事ではなくてごめんなさい。
この『2001年宇宙の旅 IMAX版』はたった2週間だけの限定公開でしたので、映画館に足を運ぶ時間が作れずに随分焦りましたが、何とか無事に鑑賞することができました。
今日はこの作品について書きたいと思いますが、もう既に語られ尽くした感がありますので至極私的な話だけにしておきます。この作品を下手に語ると「それは違う」と指摘され兼ねないので。笑
私が映画館の大スクリーンでこの作品を観ることができたのは、この作品の設定年である2001年に公開された『2001年宇宙の旅 新世紀特別版』以来17年ぶり、人生2度目となります。
この作品が初めて公開されたのは私が生まれた翌年の1968年ですので、当然ながらリアルタイムで観ることは出来ていません。
そんな私にこの作品を観るチャンスが訪れたのは、確か1978年の『スター・ウォーズ』1作目が公開された同じ年の冬だったと思います。(年明けの1979年だったかな?)
喜び勇んで映画館に行ったのですが、私の住む田舎町の小さな映画館では残念ながら上映しておらず、家に帰って一人泣いたのを覚えています。笑
そして私がこの作品を遂に観ることが出来たのは、中学生の時に放送された「日曜洋画劇場」でした。やっと観ることが出来た感動も実はオープニングのタイトルが出る所までで、本音を言うと当時抱いた感想は「意味が分からない、退屈、長い、眠い」でした。笑
この作品のストーリーを私が理解したのはそれから随分後になります。社会人になって通勤途中に読んだこれらの文庫本によります。
特に「失われた宇宙の旅 2001」は何度も読み返しているのでカバーがボロボロです。笑 これを読んだ後に改めて観た『2001年宇宙の旅 新世紀特別版』は、今まで理解していなかったシーンの意味が分かりすごく楽しめました。
原始時代に突如現れたモノリスの正体とか。
ボーマンが体現する光のシャワーは何なのか。とか。
ポッドが辿り着いた白い部屋は何処なのか。とか。
なぜこの子供は宇宙空間に漂っているのか。などなど。
恥ずかしい話ですが、今では皆んなが知っているこれらの事を、私は上に紹介した小説を読んで初めて理解した次第です。笑
〈掲載した4点の画像は「『2001年宇宙の旅』 DVDスペシャル・エディションBOX」の静止画です〉
そして今回上映された『2001年宇宙の旅 IMAX版』では、字幕を読むのは二の次にして、とにかくスクリーンの隅々までガン見しようと考えました。
それで改めて確認出来た事は、「バックの夕焼け雲が動かないなー」とか「スペースシャトルと宇宙ステーションが同調して回転する際に影の向きが変わらないぞー」とか「宇宙服のヘルメットにキューブリックの顔が映ってるー」等。まぁ作品の荒ばかりですが。笑
それとは逆に、どのシーンを切り取っても1枚の素晴らしい絵画のようで。この拘り尽くされた画面構成だけでも、この作品が長く多くの人を感動し続けている理由になるとつくづく思いました。
最後に更に私的な事を書きます。もう20年以上も前の話です。
子供達が生まれる前にカミさんと2人で何処か旅行に行きたいねって話になり、「じゃあマウイに行こう!」と提案したのは正に私のマニアックな理由からです。更に「ハレアカラ火山のサンライズツアーに行きたい!」言ったのは、もうマニアック過ぎて説明の必要がありませんね。笑
その時に撮ったデジカメのパノラマ写真を無理矢理繋ぎ合わせてみました。この景色の壮大さはこの画像では到底伝える事が出来ていませんね。
そしてこれがその時に見たリアル「人類の夜明け」です。いい思い出だー。笑
以上。『2001年宇宙の旅』の話ではなく終始私的な話に尽きましたね。ここまで読んでくださっ方にお礼を申し上げます。ありがとうございます。
ところで、これは映画館で見付けた公開予告のポスターです。
次に観る作品はこれですね!